rompercicci::diary

東京中野にあるコーヒーお酒ジャズのお店ロンパーチッチ

パタパタ動画の時代は来るか

昨日もご来店ありがとうございました。水曜日のお客さまが1日遅れでいらしてくださったのでしょうか、おかげさまでいつもより少しだけ忙しくさせて頂きました。前日の惨敗を受けて製造を見送ったカレーが思いのほか出てくれまして、夜には売切に。間に合わなかったお客さまには平にご容赦願います。ただいま鋭意製造中です。
急に冷え込んだ中お運びくださったお客さまにすばらしいことがありますように。

最近レコ屋のエサ箱パタパタ中に寝落ちしそうになるのですが、そんなパタパタ中に私の視界に入ってくる映像って、全国のレコ掘リック・ハードディガーのみなさまにとってはある種のお宝情報なのではないか、とときどき考えるのです。もし私が(別に私じゃなくてもいいんだけど)ちょっと前に世間を騒がせたGoogle社製アイウェアみたいなのを装着して、たとえばユニオン新宿ジャズ館の新着エサ箱をパタパタやってる最中の視覚情報を生配信したら、それを眺める人は自室にいながらにしてユニオンの新着エサ箱ディグり体験ができるわけですよね。配信主がうっかり抜きそびれたお宝盤でも目にした日には即座に店に電話して「その新着コーナーの左から2番目の箱の奥から15枚目くらいにあるエヴァン・パーカーのアルバム買います!」なんて言えるわけで。生配信じゃなくても、よっぽど回転がよい店でなければ1週間くらいは鮮度を保っていそうだから、訪問日を明記した上で録画をどこかにアップしておけば、そちらにも一定の需要がありそうな気がします(少なくとも私は定期的にチェックします)。
レコ屋のパタパタ視認の所要時間を1枚あたりおよそ1秒として、100枚の新着確認に2分弱。これ、自宅でサッとできればすごく便利だし、レコ掘り中毒者にしてみればモニタ越しの映像であってもある種の高揚感が得られるだろうから、絶対受けると思うんだけどなあ。

でもこういうのってお店にとってはどうなんでしょうか。店の商品が多くの人の目に触れるのは営業的にプラスだと思うけど、できれば値段は隠しておきたいところでしょうか。問い合わせや取り置き依頼の電話が増えそうなのもちょっと面倒かもしれません。そのあたりを加味して、逆に店側から情報発信してくれたらそっちの方がありがたい気もします。
現に幡ヶ谷(西原)ELLA RecordsさんのFacebookページでは店頭の新入荷レコードのパタパタ動画を定期的にアップしています(たとえばこんなの)。見ていて結構楽しいです。いちど気になって直接お店に駆けつけたこともあります。絶妙に値段が確認できない映像のサイズもよく練られていると思います。ほかのお店もマネしてくれないかなあ。

…まだダラダラ書けそうですが時間切れ。ここで失礼します。
一気に秋も深まっていきなり手指も乾燥モード。みなさまいろいろ気をつけてまいりましょう。
今日もお待ちしております!


ところでHMV新宿アルタ店、ジャズコーナーは棚下ダンボール箱の中にある低価格盤が狙い目ですよ。