rompercicci::diary

東京中野にあるコーヒーお酒ジャズのお店ロンパーチッチ

今週の新入荷レコードと強気の買取

昨日のご来店まことにありがとうございました。冷や汗モノの時間帯もずいぶんとありましたが、それでも終わってみればなんとかなってくれました。「12時間お店開けてこの伝票枚数ってなんなの?」みたいなセルフツッコミもないではないのですが、それ考えると深い闇に沈むので前だけ向いて生きていきます。10月もよろしくお願いします。
本日いらしてくださったお客さまにとてもよいことがありますように。

今週の新入荷レコード失礼します。

上左:言わずと知れたピアノソロ有名盤。実は買い直し。以前所有していた盤のパチがひどく、そうは言っても手持ちがあるのに買い直すほどの情熱を捧げられる盤でもなく、さてどうしたものかな? と思案した当時の結論は「とりあえず処分してみる」でした。手許からなくなってみれば店先での輝きが3割増しになるので購入意欲倍増、レコ買いの楽しさも倍増、お財布へのダメージも倍増、…とそんな経緯で数年ぶりにゲット。パチがないので聴く喜びも倍増です。正直、あのときボンドパック試していれば処分する必要もなかったかもしれませんが。
上中:ホレス・シルバークインテットの黄金期を飾ったジュニア・クックが、それから20年近くを経て発表したリーダー作。ビル・ハードマンやスライド・ハンプトンを含む4管セプテットでもっさり分厚い演奏。これが妙にタイトだとフュージョン臭強くなるので湯加減難しいところではあります。
上右:つい手を出してしまうバディ・デフランコ'70年代録音。ジャケからして意味不明ですが(クラリネットと、円形?)、内容の方も若干とっちらかっております。何か新しいことがしたかったんだよね、ウンウン、という優しい気持ちで聴いてあげることが大切かもしれません。
下左:ECMオレゴン。コリン・ウォルコットの遺作となったアルバム。ジャケ裏の使用楽器欄に「Prophet-5」なんて記載があってビビりますが、このグループはジャズ畑の人たち(と言っていいのか?)には珍しく音色に対する節度があるのでそんなに気にせず聴くことができます。「シールド盤が安い!」と思って購入後、シュリンク開けたらジャケに水濡れ痕あり。惜しいなあ。
下右:なんだかイマイチ咀嚼できないアルバム。よく分からないのでもういちど聴く、の繰り返し。

ところでディスクユニオンが何か強気の買取を始めていますよ。ご自宅に有名盤のオビ付き美品が眠っているという方、今こそ在庫一掃でご家族からの信頼を取り戻すときかもしれません。それにしても国内盤の評価は完全にオビ次第だなあ。

それでは日曜日、よろしくお願いします。
ご来店お待ちしております!