rompercicci::diary

東京中野にあるコーヒーお酒ジャズのお店ロンパーチッチ

今週の新入荷レコードとジャケだけで500円

一夜にして街中の人たちが歩きスマホをするようになった本日、ポケストップならぬ当店にお立ち寄りくださったお客さまに感謝を捧げます。ありがとうございます。
本日ご来店くださったみなさまにすばらしいことがありますように。

今週の新入荷レコードを失礼します。1枚を除いて幡ヶ谷《ELLA Records》さんでの収穫。ディグりがいのあるよいお店です。

左上:ELLAレコその1。先年惜しまれつつも閉店した神保町の某同業店さんにまつわるエピソードで名前だけは知っていたラルフ・サットン。未開封新品のリーダー作がバーゲン棚に転がっていたのでこれ幸いと確保してきました。内容は'83年録音のトランペット入りワンホーン。中間派のお手本みたいな演奏もさることながら、アナログプロダクションの180g重量盤だけあってバケモノみたいに音がよいです。
中上:この1枚だけユニオン産。ネイサン・デイビスキング牧師に捧げた大編成の組曲。このレコードも未開封品だったので、視聴一切なしの完全なるギャンブル買い。聴いてみたらジャズファンクだのレアグルだののど真ん中。そこまでルパン三世っぽくなくてもいいんだけどなあ。
右上:ELLAレコその2。妻がなぜか偏愛しているフランスnatoレーベルの1枚。こちらもバーゲン棚から発掘。ベースのデュオによる意識高い系の作品で、店使いを考えると相当難しい1枚。まあ、でも安かったから…。
左下:ELLAレコその3。デイブ・パイクがMPSレーベルに吹き込んだ2枚のアルバムをカップリングしたアメリカ制作の廉価盤。これまたバーゲン棚から発掘。1枚目はライブ盤で2枚目はスタジオ録音作、この2枚目が異様にカッコよかった。せっかくだから廉価盤じゃない、オリジナルに近いかたちで手許に置きたいと思ったのだけど、discogsで調べたらお値段6000円近くするのね…。
中下:ELLAレコその4。水橋孝とハービー・ハンコックのピアノトリオ作品。水橋のベースが前面に出て、ひたすらメロディを弾きまくるような曲では、サポートメンバーの中村照夫が代わりにベースラインを担当。これは通常の「和ジャズ」棚から査収。
右下:ELLAレコその5。このレコだけちょっと高額。ナラ・レオン『美しきボサノバのミューズ』の日本盤LPで、オリジナルの2枚組が曲数減って1枚になっているというもの。アナログで『ミューズ』を聴こうとすると、これよりはるかに高額のオリジナルを買い求めるか、この日本盤でお茶を濁すかのどちらかしかない模様。ちなみに写真には載ってませんがオビ付きをゲットしてます。

えーと、それから先日新宿ユニオンジャズ館で見かけたちょっと珍しい商品を。ジャッキー・マクリーン『Demon's Dance』の中身なし、オリジナルのジャケだけで500円。中身入りだと余裕でいちまんえん超えですから、ジャケだけで500円ならお買い得と言えるのかも…。もし所有盤のジャケがボロボロでどうにかしたい、とお考えの方がいらしたら今がチャンスですよ!

と、こんなところで今日は失礼します。
日曜日もみなさまのご来店を心よりお待ちしております。