rompercicci::diary

東京中野にあるコーヒーお酒ジャズのお店ロンパーチッチ

今週の新入荷レコード

ころは6月11日の、梅雨の中休みのことなるに、サンサン太陽照りつけて、街行く人もなかかりけり。お昼どきはあまりの陽射しに「誰も来れなくて…夏」の勢いでしたが、それでも午後が深まるにつれて少しずつお客さまがお見えになって、終わってみればなんとか週末らしい1日になってくれました。ひと足早く訪れた真夏日、当店においでくださったお客さまに心からの感謝を捧げます。ありがとうございます。
本日いらしてくださったみなさまによいことがありますように。

今週の新入荷レコードを失礼します。

左上:アート・ファーマー'71年録音。前年にMPSに吹き込んだ『From Vienna With Art』の(唯一の)キラー曲「Cascavelo」がこのアルバムにも収録されていて、しかもこっちの演奏の方がノリがよい。ほかの曲についてもこちらの演奏がアタマひとつ抜けている感じ。でもなあ。演奏以外のすべての面(録音、ジャケットの造り、ほかプロダクト全体にかけられた予算と愛情)はMPS盤に軍配があがるんだよなあ。低予算でやっつけ、でも内容はちょっとよいメインストリーム盤か、しっかりしたプロダクトだけど内容はちょっと落ちるMPS盤か、どっちを店のスタメンに残すべきか悩むところ。ちなみにどっちも名盤というほどではありません。
中上:どの店のエサ箱でも安価で転がっているレコード。いかにもクラーク・テリーでございます、といった陽気すぎるジャケ写真にいまひとつ食指が動かずスルーを繰り返すこと数年。先週入ったレコ屋でほかにどうがんばっても買える盤が見つからず、消去法の挙句とうとう手を出してしまった。そしたらこれが思いのほか良盤でうれしい誤算。特にB面「Over The Rainbow」のサンバアレンジが秀逸。

右上:火曜日の拙ブログにてご紹介しました。ちなみにシュリンクはまだ剥がしてません。
左下:イタリアの怪しげなレーベルから発売されたフィリー・ジョー'66年のライブ盤。サックスがベント・イェディクだったりしてちょっと興味をそそるんだけど、いかんせん録音が悪すぎて降参。
中下:ハービー・マンのこの手のジャケって何枚くらいあるのだろうか? もはや自分が何を持っているのかも覚束なくなっているが、たまたま今回はダブってなかった。
右下:実は10インチ2枚のフォーマットで持っていた盤の買い直し。やはりこっちのサイズの方が使い勝手がよいです。

今日はこれから自宅に帰って「就寝するまでの1時間でどれだけビール(第3)を飲めるか選手権」に参加してきます。ちなみに参加者は私ひとり、選手権の公式飲料は韓国ハイト社が誇る《プライムドラフト》、中央線高円寺駅阿佐ヶ谷駅の間の高架下にあるディスカウントスーパーbigAにて、350ml缶1本82円でした。がんばります!
そして日曜日もみなさまのご来店を心よりお待ちしております。