rompercicci::diary

東京中野にあるコーヒーお酒ジャズのお店ロンパーチッチ

今週の新入荷レコード

お寒うございます。ご来店くださった貴重なお客さまに心からの感謝を捧げます。ありがとうございます。
本日お運びくださったみなさまにすばらしいことがありますように。
餃子の王将のクーポン券がもらえますように。

もっと日常的に「音楽の店アピール」をした方がよいのではないか、と思うことがあり、今日もそんな気分になっているのですが、さて何をアピールすればいいやら…。とりあえず今週の新入荷レコードについて、すこし厚めに書いてみます。

左上:
エンリコ・ピエラヌンツィのカタログで知られるドイツのyvp musicなるレーベルの1枚。リーダーをはじめ参加メンバーの名前をひとりとして知らないナゾ盤(この時点ですでに「音楽の店アピール」失敗)ながら、ジャケ裏に載っているエンリコ先生の推薦文(とお財布に優しいプライス)が決め手になって購入。フュージョンを通過した時代の爽やか系4ビート。「新伝承派スムースジャズミッシングリンク」と無理やり位置づけてみる。

中上:
エサ箱で偶然発見、「なんだかよく分からないがこれはレア盤にちがいない」と思って確保した1枚。とりあえずレアであることだけはたしかな模様(「音楽の店アピール」失敗)。そう遠くないうちに別のレコードに姿を変えている可能性大です。
ところでこのレコードのA面1曲目、ウェス・モンゴメリー「Fried Pies」のテーマ明けに“♪ダーン、ダーン(ピアノの重低音)、ダダツダダツ(ドラムの3連符)”という大仰な繰り返しがあるのですが、これって何かの引用だよな、なんだったっけ? としばし煩悶していまだ答え出ず。いちばん近いのはアート・ブレイキー『Indestructible』の1曲目「The Egyptian」のオープニングなんだけど、もっとこう、あけすけな引用な気がするんだよなあ…、とここまで書いたところで当の「Fried Pies」の音源はネット上にまったくなし。さすがレア盤だけはあります。
いちおう、下に「The Egyptian」の音源をリンクしておきます。

下のページ経由で音源全体のダウンロードはできそうな気がするのですが、試してないのでご興味おありの方は自己責任でお願いします。

http://www.endlessplanets.com/endlessplanets/2015/08/steve-allee-with-but-hunt-james-martin.html

右上:
有名盤。最近サド=メルづいているので、今までジャケットにそそられずにスルーを繰り返してきた『Consummation』にそろそろ手を伸ばすころかも。

左下:
内容がよくて、音もよいんだから文句のつけようがないアルバム。某セールで『Vol.2』だけ拾ったのですが、いつの日か『Vol.1』も手に入らないものか。できれば3桁プライスで。

中下:
試聴したら心打たれて買ってしまったアルバム。アルバート・マンゲルスドルフ、パレ・ダニエルソンエルヴィン・ジョーンズのピアノレストリオというすごい編成。男気あふれる硬派な演奏。MPSだけあって音質もすばらしい。

右下:
妻案件。私自身はパスコアール先生についてはちょっと敬遠気味。

えーと、書いていて思いました。「音楽の店アピール」以前に、これだと単なる個人ブログですね。お目汚し失礼しました。
ちなみに、アーティスト名やタイトル名を記載していないのは、「後々になって検索で見つかって何か言われるのが怖いから」です。小心者!

もう少しがんばれば『よつばと!』の13巻が発売になるならしいので、その希望を糧に明日を生き抜きたいと思います。生き馬の目を抜く世の中、みなさまちょっとした息抜きにぜひ当店をご利用なさってください。
明日もご来店を心よりお待ちしております。