rompercicci::diary

東京中野にあるコーヒーお酒ジャズのお店ロンパーチッチ

食べログの口コミがつらい

3連休最終日、貴重な自由時間を当店でおすごしくださったお客さまに心からの感謝を捧げます。ありがとうございます。おかげさまで3日間を通じてご来客に恵まれ、連日精いっぱいお仕事させて頂きました。改めて、連休中にご来店くださったすべてのお客さまにお礼申し上げます。
みなさまにすばらしい週明けが訪れますように。

完全燃焼して、心地よい疲れとともに気分よく連勤を終わらせるはずだったのですが、そうは問屋が卸さなかった。ついうっかり見てしまった食べログの当店のページで、最近の口コミにとても手厳しいものを発見してしまったのです。

http://tabelog.com/tokyo/A1321/A132104/13148285/dtlrvwlst/37040757/

『残念・・・』

ドリンクを一杯頼んでジャズを楽しんでいたら、店主?がメニューの「滞在時間に応じてオーダーして下さい」の部分を指さす。
入店してからそんなに時間も経っていなく、先客の居る状態。

こちらも「おかわり」して、もし可能ならばジャズのリクエストもしようかと思っていたのに、
まだ一杯目が残っている状態でそんなこと言われて正直気分悪いです。

もっと気の利いた店なら「そろそろおかわりどうですか?」なんて聞いてくるのに・・・。

料理の善し悪し等はオーダーしていないのでここでは述べません。

まあ二度といかないでしょう・・・
 

投稿者であるお客さま、店主からとてもひどい目に遭わされて、大変ご気分を害されたことと存じます。せっかく当店までおいでくださったのに、不愉快な気持ちにさせてしまったこと、大変申しわけなく思います。
でも、ひとつだけ釈明させてください。そのときお客さまにお見せしたかったのは「滞在時間に応じてオーダーしてください」という注意書きではなくて、その下にある「WiFiのIDとパスワード」だったのです。

今回の投稿をなさったお客さまが、いつおいでになったどのような方だったか、こちらもおおまかに記憶しております。ご新規でご来店になったお客さま。入店後しばらくの間は店内の様子などご覧になっていたのですが、その後おカバンからタブレット端末を取り出したところで、こちらとしては親切のつもりで、メニュー内のWiFi情報を指さしてご案内したつもりだったのです。
そのとき口頭で「当店WiFiございますので、よかったら使ってください」と申し上げたはずなのですが、店内は音楽も大きく、また私もゴニョゴニョと口の中で発声した程度の小声でしたので、お客さまはお聞き取りになれなかったのでしょう。私ももう少し腰を据えてしっかりとご案内すればよかったものを、指さしただけで事足れりと思ってすぐにお席を離れてしまいました。
その後しばらくして当のお客さまが席をお立ちになり、お会計となったのですが、何かひどく気分を害されているご様子がこちらにもヒシヒシと伝わってきました。思えばあのとき「何か不手際でもございましたか?」とでも声をかけておけばよかった。そのまま見送ってしまいました。

それが、今になって食べログの口コミ欄に結実してしまいました。結果としてお客さまを不愉快にさせてしまったのですから、これは私たちに落ち度があった。でも、よかれと思って取った行動がこのように裏目に出てしまって、よりによって食べログのような場所で断罪されてしまったことは残念でなりません。WiFiのご案内なんてしなければよかった、心の底から思っています。

ちなみに、今回問題の種となった「滞在時間に応じたご注文をお願いいたします」という注意書き。これはかつてワンオーダーでの長時間滞在のお客さまにひどく悩んで、悩んで悩んで悩み抜いて、断腸の思いでメニューに付け加えた文言です。ですからこの言葉の運用には私たち、ひどく気を遣っています。お客さまに注意書きをサッと見せて「さあ何か注文しろ」みたいなカジュアルさはとても発揮できません。
何度も逡巡して、「もう少ししたらお客さまから自発的なオーダーがあるかもしれない」と僅かな望みを託しながら声をかけるタイミングを5分・10分と先延ばしして、「もうさすがに黙ってられない」と判断したときに、とても悲愴な面持ちで追加オーダーをお願いしにいく、そんなときのための注意書きなのです。

当店についてご興味をお持ちになって、まずは食べログでアタリをつけよう、というお客さまにとって、今回の口コミはなかなかに難しいものとなってしまいました。身から出たサビとはいえ、正直とてもつらいです。
私たちが悪かった。いや、私が悪かった。私が悪かった…。

本日臨時営業した当店、明日は振替でお休みを頂きたいと存じます。
またあさって水曜日以降のみなさまのご来店を心からお待ちしております。