rompercicci::diary

東京中野にあるコーヒーお酒ジャズのお店ロンパーチッチ

★ところで今日はチャーリー・パーカーの命日でした

こんにちは。中野の自称ジャズ喫茶ロンパーチッチです。
お天気もよくて快適な1日でしたね。ディスイズ最高にちょうどいい気温。昼間だったら屋外のテラス席なんかが気持ちよかったかもしれません。たとえば中野セントラルパークとかの。
ひょっとしたらみなさま、本日はセントラルパークでおすごしだったのでしょうか?
ああ、どうりで…。

そんなワンダフルな気候の中、あえて屋内(しかも大音量)の当店をお選び下さった通人のお客さまに感謝致します。ありがとうございます。
本日ご来店下さったみなさまによいことがありますように。
古着屋でサントリー笑点Tシャツを安値でみつけられますように。

昨日で地震から2年が経ちました。
2年前、私たちは日本赤十字社義援金を送りました。ささやかな金額でしたが、それでも自分たちがこれまで寄付したことがないような額のお金でした。
2年経って、私たちの生活は大きく変わりました。勤め人ではなくなって、自分たちでお店を始めるようになり、いくつかのストレスがなくなった代わりに、ちょっと不安定な生活基盤の上で生きることになりました。

(不謹慎な想像ですが)今、仮に日本を同じような災害が襲ったとして、現在の私たちがあのときと同じように寄付できるかというと、たぶんできない(より正しくは「できてもしない」)と思います。
なんというか、2年前とはいろんなもののリアリティが変わってしまったようです(これは完全に私個人の感覚で、妻はまた別の意見を持っているかもしれませんが)。
ごく簡単に言って、お金に対するリアリティ(執着、と言い換えてもよいのかもしれません)は増大して、社会情勢に対するリアリティ(コミットメント、と言い換えてよいのかもしれません)は見る影もなく減少しました。自分たち、自分たちのお店、自分たちのお店に来て下さるお客さま、そういった半径の小さな世界が極端に重要になって、あとのことは本当にもう、幻想くらいにしか思えなくなっています。

環境が変われば、考え方が変わるのは当然かもしれません。ただ、なんというか、今の自分はちょっとちっちゃい人間なのかもしれないなあ、とぼんやりと思いました。
…またしても完全にチラシの裏でした。お目汚し申しわけありません。

改めて、2年前の震災で命を落とされた方のご冥福をお祈り致します。
また、震災により、身体的・心理的・経済的被害を蒙った方が、震災前よりも幸せな生活を送れるようになる日が、1日も早く来ることを祈ります。

そして、私たちは、明日もみなさまのご来店を心よりお待ち申し上げる次第です。