rompercicci::diary

東京中野にあるコーヒーお酒ジャズのお店ロンパーチッチ

空腹に次ぐ最も美味しい食材

夏の日の2016、みなさまご来店ありがとうございました。
本日おいでくださったお客さまによいことがありますように。

無人島の店内でひとり「JAZZ PERSPECTIVE」のバックナンバーをめくっていたのですが、遅ればせながら目にした2014年12月発行のvol.9に興味深い記事を発見しました。ECM設立メンバーのひとりであり、現在も同社のメインオーナーであるカール・エッガーという人物と、彼が1980年にイタリアはトスカーナ地方に移住して立ち上げた有機農法によるオーガニック食材メーカー《LaSelva》について(19頁)。
ECM設立当時、若き日のマンフレート・アイヒャーを資金的にサポートし、家業である電気店のオフィスの一角を彼に貸し与えて仕事ができる環境を作ってあげたのがカール・エッガーでした。言わばECMの影のパトロン的存在。その関係は現在も続いているようで、足を運んだ人たちがみな一様に「想像よりずっとダサい」と口走ることで有名なECMの現オフィスも、どうやらエッガー氏の息のかかった物件である模様。そうでもなければ天下のECMのオフィス入口ドアプレートに「LaSelva」のロゴマークが、しかも「ECM」の文字より上に貼られているなんてことがあるわけない(リンク先の6月20日の記事をご参照ください)。
そんなエッガー氏は現在トスカーナ地方に450ヘクタールの農場を持ち、パスタやトマトソース、それにワインなどを生産しているのだそうな。先から名前が出ているLaSelvaというのがその会社。イタリア食材関係については株式会社ミナト商会をはじめとした各社が、ワインについてはヴィノスやまざきが取り扱っている模様。これ、プレゼン次第ではジャズがらみの飲食店でお客さまに訴求するメニュー展開ができるかも…、なんてことを思いつつ、多分私たちはめんどくさがって動きません(というか、コレ使ったらウチのフードメニューは値上げ確定です)。どこかのお店さま、お試しになってはいかがでしょうか?

…なぜかこれだけ書くのに2時間以上費やしました。今日はこれで失礼します。
明日もみなさまのご来店を心よりお待ちしております。