rompercicci::diary

東京中野にあるコーヒーお酒ジャズのお店ロンパーチッチ

雨の日に綴る私事

灼熱地獄からの豪雨地獄、さすがにお手上げ。駅直結のビル地下喫茶店だったら今日みたいな日でも賑わってくれるのでしょうか。絶対お家賃払えないけど。
ともあれ、こんなお天気の中ご来店くださったお客さまに心からの感謝を捧げます。ありがとうございます。みなさまにすばらしいことがありますように。

どなたも興味ないであろう細かい私事を書き連ねます。いつものことですが。

先日スーパーの特売で「ブラジル産冷凍鶏もも肉2kg」なるものを買いました。完全なる個人消費目的です。そのときはとても肉が食べたかったのです。小分けして解凍して、まず初日に2枚、翌日に2枚、そして今日になって1枚食べました。私たち夫婦は普段完全なる個食生活を送っているので、この鶏肉も例外なく私ひとりによる消費。さすがに飽きてツライ。でもまだかなり残ってます。これが私のオリンピックチャレンジだなと思いました。後悔しています。

格闘中の『カラマーゾフの兄弟』は3巻途中でいちど棚上げ。挫折だと認めるにはちっぽけな自尊心が邪魔をするけど、少なくとも今現在はミーチャとホフラコーワ夫人の長広舌に付き合ってあげられるだけの心のゆとりはとてもなく(時間のゆとりはたっぷりあるのに)。近いうち、万全の体調で続きに臨みます。

そして気持ちを切り替えようと開いた植本一子『かなわない』に今度は釘付け。冒頭のエッセイ「遺影」から、すでに一子さんの業(というか、ぶっちゃけクラッシャーぶり)が見えてしまって心臓がキューッと縮む思い。更新を止めていたブログ《働けECD》がある日突然再開したときの、あの壮絶な内容を知っているだけに、「しょっぱなからいいパンチかましてきたな」とゾクゾクしながら読みました。
続く日記は2011年の4月、地震直後からスタート。ああ、オレこれ当時ダメリーマンしながらリアルタイムで読んでたやつだ。書籍だと半分以上の日付がカットされているけど、ネットだと本当に1日も切らすことなく、日々の生活の様子が細々とした出費記録といっしょにアップされていたものでした。今でもログが残っているはず。育児に苦しみ荒れ狂う一子さんの奮闘ぶりは当時(今も)おおいに心を揺さぶられつつ、まだ育児系エンタテインメントの極北として楽しめたのですが、ここに書籍化された日記の抜粋群を読んでいる自分の心がすでに別の種類のざわつきを覚えているのは、やはりその先を知ってしまっているからか。しばし無心に読み進めたいと思います。

と、今日はこんな感じで失礼致します。
明日もアレなお天気みたいですが…みなさまのご来店を心よりお待ちしております。

写真は先日買った10インチ盤に挟まっていた内袋より。およそ60年くらい前のものでしょうか。