rompercicci::diary

東京中野にあるコーヒーお酒ジャズのお店ロンパーチッチ

今週の新入荷レコード

満開・週末・晴天と3拍子揃うのはなかなか難しいものですね。それでも今日は満開・週末・曇天ですから2.5拍子くらいは揃ったわけで。お花見シーズンまっただ中のご来店まことにありがとうございました。
例年ですとこんな日はなんというか、ちょっと普段の当店とは毛色のちがったお客さまがお見えになることが多くて、その結果店内の空気に若干の乱れが生じる傾向にあったのですが(いろいろ婉曲表現)、さすがに5年目ともなるとご近所のみなさまも「あの店はめんどくさいから」みたいな認識が行き渡ったのでしょうか、いつものお客さま中心で、それでいていつもよりひと回り忙しくさせて頂きました。ありがとうございます。
本日ご来店くださったお客さまによいことがありますように。

今週の新入荷レコードをざっくりとご紹介致します。写真が斜めなのは気にしないでください。

[:W500]

左上:トシヤ・タエナカのプロデュースによるフレディ・レッド'77年録音。ベースは個人的注目株のヘンリー・フランクリン。『Under Paris Sky』の雰囲気が再現されるA面2曲目「Play Piano Play」と、まるでマル・ウォルドロンの生霊が乗り移ったかのようなA面3曲目「Three Four Line」が見事な出来栄え。
中上:ギデオン・ヴァン・ゲルダー2014年録音。ニューチャプターどまんなかの1枚。変拍子でピアノがループしているのを聴くと「ああ現代ジャズだ」と思うのですが、そのピアノのループが突如ブツ切りになって曲が終わる、という(おそらく打ち込み音楽から踏襲された)エンディングのお作法には今ひとつ納得がいっていない。
右上:パブロのこういうアルバムってそれこそ数えきれないほどあって、大体すべてが同じように聴こえるのですが、これは同じように聴こえる中でもクオリティが高い方なのではないか。グラッペリじいさんのバイオリンが実に生々しい音を出します。
左下:妻案件につき詳細不明。
中下:基本盤をいまさら入手。
右下:これはとんだ掘り出しもの。世界最低のデザインセンスで知られる西海岸DISCOVERYレーベルからの発売だけあってジャケットの冴えないことおびただしいですが、そこに目をつぶって聴くと演奏の方は実に冴えてます。ゴキゲンなビッグバンド作品。

なんだか眠さに負けて自分が何を書いているのかも分からなくなってきました…。今日はこれにて終了します。
明日は元気回復、天気も回復と行きたいですね。精いっぱい働かせて頂きます。働かせてください。みなさまのご来店を心よりお待ちしております。