rompercicci::diary

東京中野にあるコーヒーお酒ジャズのお店ロンパーチッチ

今週の新入荷レコードと期待の新サイト

週末を覆い尽くす雨雲を間近に控えた本日、去りゆく陽光を惜しみつつご来店くださったお客さまに感謝致します。ありがとうございます。
季節外れの暖かさのせいでしょうか、普段の平日より少しばかりお客さまに恵まれまして、おかげさまで売上もアルコール解禁ラインまで残り100円に肉薄…そこで無念の時間切れ。いい夢見させて頂きました。冷蔵庫のダイエットコークをラムコークだと思い込みながら飲むことにします。
本日いらしてくださったお客さまによいことがありますように。

新入荷レコードのご紹介を。今週は4枚ぽっちり。軽くコメントつけてまいります。

左上:ウワサには聞いていたアーチー・シェップのピアノトリオ。最初に店頭で見かけたときは普通にサックス吹いてるのかと思って試聴したらアラびっくり。思わず買ってしまった。さすがにピアノだけあってサックスのときのような超個性的な音色こそ出ませんが、それでもヘロヘロの味で(味だけで)聴かせる奏法は共通といえるのかも。ユニオン吉祥寺ジャズ館で今週突発的に催されたアーチー・シェップ放出祭での収穫。個人的には「Lift Every Voice And Sing」が収録されているのが目玉です。
右上:本物よりも前にガイドブックか何かでジャケット写真を見て、その強烈なアートワークにいたくシビれたアルバム。初めてお目にかかった現物が思いのほかお安かったのでそのまま購入とあいなりました。そしたらたいして期待してなかった内容も秀逸でうれしい誤算。
左下:スティープルチェイス初期の有名作品ですが、いざ聴いてみるとこの日のグリフィンはあまり調子が上がってない模様。それでもムリヤリ楽器を鳴らして、強引にフレーズをねじ込んでいくさまはそれはそれで優れたドキュメント。何よりジャケ写真がいいじゃありませんか。
右下:先日買ったビッグバンド盤でなかなかよい仕事をしていたバンドリーダーのペーター・ハーボルツハイマー(と読むらしい)。このアルバムは彼が率いていたバンドの'70年代お蔵出し編集盤。未開封品が投げ売り価格だったので試聴もなしに手を出したのですが、うーむ、ちょっとこれは失敗。値札に「ジャズファンク」って書いてある場合も注意が必要だなあ。

それから、もうひとつ話題を。
みなさますでにご存じかもしれませんが、Twitterの人気者「ジャズ研ジャズ喫茶部さん」さんがこのたび新しくウェブサイトを立ち上げました。その名も「ジャズ喫茶案内」。

http://jazz-kissa.jp/

すべてに目を通したわけではありませんが、最初からこの充実ぶりはすごいですね。現時点ですでに同業他サイトを大きく引き離している観があります。息切れせずに成長させていけば、とんでもない良サイトになってくれる予感。期待しています。みなさまもぜひご覧になってみてください。

それで、えーと、明日からしばらくは目をつぶって籠城しております。もし万が一気が向きましたら目を開かせにいらしてやってください。
降りしきる雨の中、必死になってお待ちしております。