rompercicci::diary

東京中野にあるコーヒーお酒ジャズのお店ロンパーチッチ

大晦日のごあいさつと今週の新入荷レコード、それから3が日はブログお休みします

早じまいの大晦日、みなさまご来店ありがとうございました。
おかげさまで2015年も大過なくお店を続けることができました。家賃を滞納することなく、サラ金に足を踏み入れることもなく、お客さまから頂戴したお代だけで生活が回せていることは何よりの喜びです。本当にありがとうございます。
みなさまの2016年が笑顔に満ちあふれたものになりますように。

ここから何か1年のしめくくり的なことを書くべきなのかもしれませんが、明日も普通にお仕事しますので、結局いつもどおりのことを書きます。今週の新入荷レコードのご紹介です。

左上:BLACK LIONレーベルおなじみの心霊写真風ジャケの1枚。虚空を見つめるハンプトン・ホーズの目が完全にイッちゃってて怖いことこの上ないのですが、どっこい内容はなかなかのもの。畢生の名曲「Sonora」の3拍子バージョン収録。1968年3月10日録音。おお、ちょうど私が生まれる10年前だ。

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いきなり脱線しますが「Sonora」って何かの曲に似てるよな、と常々思っていたのです。そして最近その正体が分かったのです。高橋真梨子の「はがゆい唇」でした。


サビまでがまんできない方は48秒目からどうぞ。

以上、大晦日にふさわしい充実した内容をお届けしました。

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右上:デクスター・ゴードンの3管ライブもの。MPSの原盤だと結構なお値段しますが、こちらはプレスティッジがライセンスで出したUS盤。お値段10分の1くらいで買えます。1969年3月10日録音、おお、さっきのアルバムのちょうど1年後だ。
左下:ジョー・ファレル史に残る傑作にして、全ジャズ史に残るヒドジャケ盤の1枚。でも、このジャケあってこそのジョー・ファレルですよね。女の人が3人くらいでワーッとやってるジャケ(『Night Dancing』)がアリなら、こっちだってアリでいいはずだ!

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と、変に力こぶを入れたところでまた脱線しますが、ジョー・ファレルの友人にして共演経験もあるピアニストといえばジョン・ポール・ラーキン、後のスキャットマン・ジョンであることは有名なトリビアですね。なんとなく書いてみたくなったので書きました。

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中下:ニューヨークジャズカルテットのenja盤といえば建築ジャケでおなじみですが、これは、橋…? まるまるとしたフォントも含めて違和感が隠せません。ところで内容はすばらしいです。
右下:『祭の幻想』が激レア! というだけで止まっている私の白木秀雄理解をもう一歩進めるべく購入。選曲のド真ん中感が実に和ジャズしてると思います。岩城宏之と芸大の同級生…みたいな脱線は別にいいですよね。失礼しました。

最後にお知らせを。
当店は年明けも元日から通常営業致しますが、さすがに3が日続けてお店を開けて、しかも仕事終わりに毎日ブログを書くのは相当キツイ。なので、明日から3が日の間は当ブログはお休みさせて頂きます。翌4日(月)は定休日ですのでこの日もお休み、次の更新は1月5日(火)になる予定です。(お休みしている間にやる気が途絶えなければ、の話になりますが…)
当ブログを毎日ご覧になっている、えーと、おそらく3名くらいのみなさま、どうかご承知おきくださいませ。どうしても淋しくなったら、お店に来てくれてもいいんだよ…。

ということで、明日からも普通にやっております。
はたしてお店が混むのかガラガラなのか、毎年まったく予想がつかないのですが、とりあえずコーヒーくらいはお出しできると思います。暖まりに来てくださいませ。
お正月もみなさまのご来店を心よりお待ちしております。