rompercicci::diary

東京中野にあるコーヒーお酒ジャズのお店ロンパーチッチ

雨の日のノンポリ日記

こんにちは。中野の自称ジャズ喫茶ロンパーチッチです。
本日はお足下の悪い中貴重なご来店まことにありがとうございました。
お客さまの過半数が妻のひとり店番タイムに集中しまして、おかげさまでそのときは店内多少の賑わいを見せていたことと存じますが(想像)、その前後、特に前の時間がなかなかハードコアな過疎地となっていたせいで結局浮き上がれず。でも、夕方まではどう考えても「これだったら今日店閉めててもよかったんじゃないか」くらいの状態でしたので、健闘できてよかったです。
改めて、お立ち寄り下さったお客さまに感謝致します。ありがとうございます。
本日おいでくださったみなさまによいことがありますように。
日本が沈没してもみなさまだけは浮き上がれますように。
(そのときはついでに私たちも拾い上げてくだされば幸いです)

今週の新入荷からフライングで1枚ご紹介。下の写真の左側です。

マイルスの『TUTU』と見紛うような顔どアップのこのアルバムはペッパー・アダムスの'73年イギリス録音盤。この人のワンホーンものといえば、当店ですとほかにENJAの『JULIAN』がありますけれども、個人的にはこちらの方が好みです。それというのもひとえに「ジターバグ・ワルツ」の好演奏が入っているから。
「ジターバグ・ワルツ」というと跳躍を繰り返す独特のメロディが特徴的ですが、アレってたとえばピアノなんかで流麗に弾くぶんにはいいけれども、同じメロディを管楽器が演奏するとなるとどうしてもモッサリしてしまいがち。そこをガツン、と勢いイッパツで吹き切ってしまう演奏にたまらない魅力を感じるのです。
これまでそういった魅力ある演奏といえば、写真の右側、ベニー・グッドマンのコンボがコペンハーゲンで行ったライブ盤、のうち御大が抜けてズート・シムズがワンホーンでやっている「ジターバグ・ワルツ」。これが強烈な録音のよさと相まってすばらしかったのですが、今回のペッパー・アダムスはそれに匹敵するかもしれん。
と、そんなことを書きながらYoutubeでいろんな人の「ジターバグ・ワルツ」を聴いていたのですが、改めて聴くとどれもそれぞれ味があっていい演奏ですね。みんなちがって、みんないい。
…見事に何も語っていない文章になりました。


ご紹介したズート・シムズの「ジターバグ・ワルツ」。コメント欄の「NOT BENNY!」という書き込みが微笑ましいです。

お願いします明日はお天気回復してください。そしてお店の方も、どうか。
シルバーウィークを前にして連敗を止めたい私たち。明日もみなさまのご来店を心よりお待ちしております。

※一部ノンポリ具合に欠ける記述があったので書き直しました。日和ってごめんなさい。