rompercicci::diary

東京中野にあるコーヒーお酒ジャズのお店ロンパーチッチ

JR。モンテローザ。

こんにちは。中野の自称ジャズ喫茶ロンパーチッチです。
お客さま、雨と共に去りぬ。あるいは、デモと共に去りぬ。
ご来店くださった貴重なお客さまに感謝致します。ありがとうございます。
みなさまによいことがありますように。

昨日はビル・エヴァンスの命日でした。お店を閉めた後に気づきました。たしか昨日はビル・エヴァンスをまったくかけませんでした。
今日はJRモンテローズの命日でした。エヴァンスの借りをモンテで返す、とばかりに今日はモンテ厚めでやってみました(遅ればせながらエヴァンスも結構かけました)。

[:W500]
JRモンテローズの2枚。ジャケの雰囲気が似ているために兄弟盤と見紛うほどですが、左側は1964年のアメリカ録音、右側は1969年のオランダ録音。出してる会社も全然別です。特に左側はどマイナーな会社が作った激レア希少盤としてアホみたいな金額で取引されているものですが、もちろん当店にホンモノを購うだけの資力があるはずもなく、これは後年出た再発盤。それ言ったら右もホンモノは結構なお値段するので、こちらも同じく再発盤なのですが。
世評としては「左は最高! 右は、うーむ」といったところでしょうが、どっこい右も捨てたもんじゃないです。たしかに音はこもっててお世辞にもよいとはいえません。でもそんな欠点を補ってあまりあるほどのテンションの高さ。特にA面、テナーの独奏による崇高な「I Remember Clifford」と、そこにドラムが絡んだデュオによる「Sonnymoon For Two」、こいつがとにかくウルサくて最高なのです。「デュオといえば静謐」なんて世間一般の認識をあざ笑うかのような吹きまくり、叩きまくりの大暴れ。暴れているうちにいつの間にか曲が変わっていて、「Giant Steps」のテーマを最後に吹いておしまい。こいつは大音量で堪能したい作品。当店でもそれなりに音量出しますけど、理想を言えばお茶の水の赤カレーの名店とか、柏の爆音店とか、そういったところで鼓膜が痛くなりそうな音量で浴びてみたいものです。
それでえーと、左側は名盤すぎるのでみなさま普通に買ってください。そしてご自宅で聴いてください。

予報よりずっと早く降ってきた雨ですから、予報よりずっと早く、夜のうちに降りやんでほしいものです。明日はハレルヤ! 頼むからハレロヤ!
みなさまのご来店を心よりお待ちしております。