rompercicci::diary

東京中野にあるコーヒーお酒ジャズのお店ロンパーチッチ

来たるべき値上げへの伏線日記

お寒うございます。“壊滅”と“過疎”の狭間を揺れ動いた1日、ご来店くださった希少なお客さまに感謝致します。ありがとうございます。
昨日・今日と陽が落ちてからのご来客の止まりっぷりがハンパじゃない。店の入口に結界が張られているのかもしれません。夜においでになるお客さま、ご入店の際には念のためトラマナの呪文を唱えておくことをオススメします(ドラクエネタ)。
本日ご来店くださったお客さまにとてもよいことがありますように。

先日、久しぶりに酒屋さんにスコッチの仕入に行ってみて驚きました。ものすごく値上がりしてる! 洋酒業界における物価の優等生だと勝手に信じていたグレンリベットさえ値上がりしてるし、ボウモアなんて値札を見た瞬間に脳が拒否反応を起こして目をつぶってしまったくらいに値上がりしてる。これは相当に問題です。
当店がオープンした2011年の暮れ、為替相場は1ドル70円台でした。いくらなんでも円高すぎるだろうとは思っていましたけど、まあ100円くらいが上限じゃないかな、なんて考えてました。メニューの価格も、だいたいそれくらいの原価上昇に耐えられるくらいで設定したつもりでした。
その思惑がアベノミクスで吹っ飛んで早2年、うーん、とうとうここまで来たか。さすがに洋酒については現状の価格を維持できないレベルに達してしまいました。そう遠くないうちに価格改定(というか、値上がり)のお願いをしなければいけないことになりそうです。

そうする前に何かできる悪あがきはないのか。現時点で値上げの波が及んでいない数少ない銘柄を集中的にドカ買いして、当面それ中心で運用していくというのもアリかもしれません。具体的にはクラガンモア、タリスカー、ハイランドパークあたりか。この3銘柄あればある程度恰好がつく気もします。このへんもどうせ近々値上げするんだろうから、動くなら今なんだろうな。でも資金と在庫の置き場所が…。

と、悩ましい思いを吐露したところで今日は失礼します。
ここまで書いておいてナンですが、仕入だとか原価だとかいろいろ言ったところで、結局いちばん大切なのは売上であり、つまりはご来客であるわけです。みなさま、どうか。
明日もご来店を心よりお待ちしております。