rompercicci::diary

東京中野にあるコーヒーお酒ジャズのお店ロンパーチッチ

困ったときの読書日記

雨の土曜日、みなさまご来店ありがとうございました。この平日は4連敗、さすがに今日は一矢報いたいところでしたが、朝からあいにくのお天気で、しかも海の向こうでは連続テロの大惨事勃発。これはさすがにジャズ喫茶どころの騒ぎじゃない、みなさまテレビに釘付けにちがいない、とオープン前から終了フラグだったのですが、いざフタを開けてみればなんとかギリギリ、雨にしてはがんばった成績に落ち着いてくれました。悪条件重なる中おいでくださったお客さまに改めて感謝致します。ありがとうございます。
ご来店くださったみなさまによいことがありますように。
世界が平和になりますように。犠牲者の魂が救われますように。

ここで床屋政談じみた話を書き始めてしまうと完全にジャズ喫茶のオヤジなので(というか、実際さっきまで書いていてさすがに恥ずかしくなって全部消したので)、今日も毒にもクスリにもならない身辺雑記を失礼します。

今週ずっと読んでいる『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』は残りちょっと。気合が入った労作なので、かつて一瞬でもプロレスファンや格闘技ファンだった方は読んで損はないと思います。ああ、ノンフィクションを読んでいるなあ、という充実感に浸れます。
読んでいて思ったのは、人間なまじっか武道なんてものを志してしまうと、いざ人生に行き詰まって自殺するしかなくなったときに、「切腹」なんていうひどく苦痛に満ちた手段を取りがちになるなあ、ということ。もうあとは死ぬだけなんだから、そんなときにサムライにならなくてもいいと思うのだけど、そこはやっぱり美学があるんでしょうね。たしかに「ドアノブで首つり」よりは「ハラキリ」の方が儀式というか、祝祭というか、そんな感じがしますね。

…何書いてるんだオレは。今日はこのへんで失礼致します。
明日もみなさまのご来店を心よりお待ちしております。