rompercicci::diary

東京中野にあるコーヒーお酒ジャズのお店ロンパーチッチ

★また今夜あたり

こんにちは。中野の自称ジャズ喫茶ロンパーチッチです。
猛烈な冷え込みに襲われた本日、当店に暖を取りにおいで下さったお客さまに感謝致します。ありがとうございます。
「いつ壊れてもおかしくない」と業者さんからお墨付きをもらった老齢エアコンに鞭打って毎日フル稼働させておりますが、特に窓際の席の場合、どうしても外の冷気に負けて肌寒い思いをさせてしまいがちです。申しわけありません。
いつの日か完全に壊れてしまう日がきたら、さすがに新調するつもりですので(資金が…)、どうかその日まで今しばらくのご辛抱を頂きたく、お願い申し上げます。

学生時代によく行っていたラーメン屋さんでは、お昼を食べて外に出るときに「また今夜あたり食べにきてよ」と声をかけられていました。今考えても画期的な送り出しの言葉だと思いますが、当時は「さすがに昼食べにきた客に夜はないだろ」と受け取っていました。まあ、シャレで言ってるんだろう、と。
でも、今なら分かる。あの言葉はシャレの皮をまとっているけど、その実4分の1くらいは本気だったに違いない。
昼間から夕方にかけてはお客さまがいらっしゃったのに、宵闇が迫ってくるに従ってひとり、またひとりとお店から姿を消していき、世間的に夕ご飯の時間あたりにはぽつねんの自分に気づく――最近はそんな週末をすごすことが多いので、あのときのラーメン屋さんの言葉が今になって沁みてくるのです。
…でも、ラーメン屋さんだったら夕ご飯の時間も普通に混みそうですね。やっぱりあの言葉は100%シャレだったのかもしれません。
これからはお客様が昼間にお店をお発ちになる際には「また今夜もお待ちしてます」と言おうかな、と思います。たぶん言わないけど。

それでは、明日のご来店を心よりお待ちしております。昼も、そして夜も。