rompercicci::diary

東京中野にあるコーヒーお酒ジャズのお店ロンパーチッチ

★「残念ながら知り合いのジャズ喫茶が閉店することになりました。二年もたなかったようです」(233頁)

こんにちは。中野の自称ジャズ喫茶ロンパーチッチです。
本日もご来店まことにありがとうございました。雨予報がスカだったか、と思ったら閉店直後に降ってきました。みなさまの洗濯物が無事であったことを祈ります。

大長編小説を読みさしのまま他の本に手を伸ばす背徳感、その誘惑に負けてつい読んでしまった寺島靖国『JAZZ雑文集』。いや、御大すごいです。読みながら落涙を禁じ得ない、そんな珠玉のエッセイが何本かありました。あまりにすばらしい、すばらしいのでぜひみなさまにも読んで頂きたい。具体的には233頁から235頁と、365頁から367頁と、558頁から560頁に目を通して頂きたい。泣けます。殊に私なんかの場合は。
感銘を受けた部分を抜書きするとこんな感じです。

お客がお金を使ってくれない。(234頁)

今度は皆さんがジャズ喫茶を助ける番だ。(366頁)

でもジャズ・ファンたちはそれをしない。(559頁)

お店に入って右側の本棚、上の文庫本の棚の中に置いてありますので、ぜひお手に取ってご覧下さい。それで、えーと、あんまり本気にとらないで、でもほんのちょっと気にかけて下さったりすると、そのー、大変助かります。
(当店だけじゃなくて、ほかの同業者さんたちにもぜひ)

とまあ、ゴニョゴニョ書いたところでもういい時間、寝ないと風邪も治りません。
明日もみなさまのご来店を心よりお待ちしております。