rompercicci::diary

東京中野にあるコーヒーお酒ジャズのお店ロンパーチッチ

★籠城前日

こんにちは。中野の自称ジャズ喫茶ロンパーチッチです。
大雪の予報が現実味を増してきた本日、当店にお立ち寄り下さったすべてのお客さまに感謝します。ありがとうございます。
明日は終日、窓の外の雪景色を眺めながらの籠城戦となりそうな予感ですが、気持ちが折れそうになったときは本日(それに、先週末!)おいで下さったみなさまのことを思い出して心の糧にしたいと思います。
みなさまによいことがありますように。
たまっている有給が明日消化できますように。

昨日の定休日、高円寺の古本屋さんで買った本のタイトルが『商店街はなぜ滅びるのか』光文社新書 2012年)。「新書のタイトルに刺激されてつい買ってしまう」というメンタリティとは距離を置きたいといつも思っているのですが、とうとう自分も釣られてしまいました。なんたって「なぜ滅びるのか」ですから。

まだ最初の方しか読んでませんが、とりあえず「商店街の商店主に代表される零細自営商は自分たちのちっぽけな既得権益にしがみつくみっともない守旧派であり、健全な社会発展の阻害要因となっていて、いずれは淘汰されるべき存在である」という通説が痛いほど沁みました(この本の著者はその通説に必ずしも与しないみたいですが)。

忙しくてなかなか読み進められない、というのが理想ですが、きっと明日のうちには余裕で読み終えてしまうだろうな…。
なかば無理を承知で、明日もみなさまのご来店をお待ちしております。
大きな窓から眺める雪景色、悪くないですよ。

写真はひとつ前に読んでいた本。おそらく世界一有名なジャズのライブハウス「ヴィレッジ・ヴァンガード」のオーナーが書いた回想記。ヴィレッジ・ヴァンガードといえばあの本屋さん(?)チェーンですが、元ネタはこっちなのです。
ビル・クロウの『さよならバードランド』でもちょっと大きめに取り上げられていた女優のジュディ・ホリデイが、この本でも大フィーチャーされてます。影響を受けて思わず彼女のレコードを買ってしまいました。