rompercicci::diary

東京中野にあるコーヒーお酒ジャズのお店ロンパーチッチ

★そういえば実家には『おそうざい十二カ月』があった気がする

こんにちは。中野の自称ジャズ喫茶ロンパーチッチです。
ゴールデンウィーク明け、神様もキッチリ緩急つけてきますね。今日は見事に「緩」の1日でした。
風が強い中ご来店下さった数少ないお客さまに感謝致します。ありがとうございます。
みなさまによいことがありますように。

昨夜早稲田通りのブックオフで見かけて、どうしてもスルーできずに買ってきてしまった『暮しの手帖』バックナンバー3冊。

古い方から、61号(1961年秋)、87号(1966年冬)、99号(1969年初春)。
暮しの手帖』についてご存じないという方は、いろいろ深いことは置いといて(私自身よく知らない)、とりあえずデイリーポータルの下の記事をご覧になってみて下さい。
当時、キレッキレにエッジの利いた雑誌だったということが伝わってくると思います。

click▼古い「暮しの手帖」のくらべ記事を調べてみた

そこで「象徴的な記事」として取り上げられている「自動トースターをテストする」が掲載されているのが今回買った99号。

そう、この写真。
改めて現物見ると、やっぱりすごい。

さらにすごいのが87号の特集、その名も「火事をテストする」。
どのような原因から、どのような火事が起こるか。火がどれくらいの時間で、どれくらい燃え広がるか。床・壁・カーテンなどの素材によって、火の燃え方はどれくらいちがうか。そんなことをテストするために、編集部は実際に1軒の家を買って燃やしてしまいます。

この写真。
ブッ飛んでるとしか言いようがない。

上の2冊と、店頭にあった最古の61号、合わせて3冊。お店の新着雑誌コーナーに置きました。
記事内容のみならず、写真やレイアウト、手描き文字のレタリングなど、ビジュアル面でも相当に面白い雑誌だと思います。ご興味のある方、お手に取ってご覧になってみて下さい。
半世紀前の古雑誌にしては状態は悪くない方だと思いますが、やはり紙質も劣化していますので、かなりのスピードでボロボロになっていくと思います。「雑誌というよりゴミ」みたいになったらさすがに捨ててしまいますので、おそらく結構な期間限定。今のうちに、ぜひ。
それから、ブックオフ中野早稲田通り店にはまだ10冊以上のバックナンバーが置いてありました。すべて1960年代中ごろのもの。どれも1冊108円。ご興味のある方はどうぞ。

それでは、今日はこのへんで。
明日もみなさまのご来店を心よりお待ちしております。