rompercicci::diary

東京中野にあるコーヒーお酒ジャズのお店ロンパーチッチ

池袋のジャズ・ディスク1800

本日もご来店ありがとうございました。オープンして6時間、1日の営業折り返し点となる午後5時の時点でご来客総数実に4名さまという待ったなしの死亡遊戯、背中がヒリヒリと灼けつく展開に「本日終了」の文字が脳裏をよぎりましたが、そこからまさかの追い上げ・粘り腰で、終わってみればなんとか辻褄が合ってくれました。お足下の悪い中当店にいらしてくださったすべてのお客さまに感謝致します。ありがとうございます。
みなさまによいことがありますように。

休憩時間はおろしたての愛車にまたがり、雨の合間をぬって池袋まで走ってきました。ユニオン池袋店恒例の半額セールかつてのような大豊作にはほど遠かったものの、とりあえずお店で使えそうなレコード数枚を抜いて、ついでにフェアグランド・アトラクションの国内盤CDが半額になっていたからそれも買って(歌詞と日本語訳が知りたくなって。ちなみに半額にならなくても充分安いです)、ヨーヨー・マ無伴奏チェロ組曲の最初の録音のCDも半額だったから買って、高橋竹山津軽三味線のレコード(ジャケットが怖いやつ)は安かったけど半額じゃなかったから悩んだ末に買わなくて、「こんなに売上が悪い日にレコードなんて買ってていいんだろうか?」と若干の自己嫌悪に陥って、そんなこんなで行き着いた先が書籍コーナー。ここで見かけたジャズ批評別冊『ヨーロッパのジャズ・ディスク1800』が驚きの安さでぶったまげた。2冊在庫してて、両方ともにせんさんびゃくろくじゅうごえん(税込)。しかも1冊に至っては割引値札でさらに30%オフ。この本、最近値崩れしているんでしょうか。20年近く前に出版されながら、いまだにユーロジャズ界隈で必携の書といえばコレ。なのに長きにわたり絶版で、中古相場はいつだって高め安定。私たちも数年前に泣く泣くよんせんえんをはたいて買った本。あまりに高かったのでお客さまの手に届くところに置けずに、私たち店員だけがカウンターの奥でこっそり開く本。もし今日の(というか、その時点での)売上がよければ、うっかり店頭用として1冊買い増ししてしまうところでした。幸か不幸か手を伸ばす経済状態(ならびに精神状態)になかったので、おそらく今でもユニオン池袋店の本棚に眠っているはず。ご興味おありの方、身請けしてみてはいかがでしょうか。

少し前までたかの友梨が入っていた3階にはデニーズがオープン予定。サイゼの方がうれしかったな…。

明日は気温が上がって曇り空。蒸しそうですね。まだご自宅のエアコンに手を触れたくないという方、代わりに涼みにいらしてやってください。
みなさまのご来店を心よりお待ちしております。