rompercicci::diary

東京中野にあるコーヒーお酒ジャズのお店ロンパーチッチ

どれほどヒマだったか、という話など

本日は貴重なご来店まことにありがとうございました。お店も5年目を迎えるとこちらのメンタルも多少は鍛えられて、店内少しばかり無人島生活が続いたところで動じないだけの図太さが備わってきたはずなのですが、それでも今日はなかなかにヘビーな1日でした。
オープンして最初にいらしたお客さまの入店時間が午前11時15分。次にいらしたお客さまの入店時間が、えーと、午後4時15分。その間、実に5時間にわたってご来客ゼロ。ランチタイムまるまる含めてこれだとさすがにハートにきますね。最初のお客さまがお帰りになってからは、店内いつ果てるとも知れない無人島生活に突入。お店のドアを開ける人といえば、わずかに問屋さんの集金と、酒屋さんの配達のみ。どちらもお金が消えていくパターン。これはアレかな、明日オープンのまいばすけっと上高田2丁目店にバイト面接に行けっていう、神さまからのメッセージなのかな…。
あまりの惨状にいても立ってもいられなくなった妻が、禁断の「FacebookでSOS発信」をしたのが午後3時30分。正直なところ、この時間以降にいらしてくださったお客さまは、すべてこのSOS発信をご覧になって、私どもを可哀そうに思ってご来店くださったのではないかと密かに考えております。おかげさまで、その後はひどくスロースタートながらもお客さまがチラホラとお見えになって、営業を終えるころにはなんとかインスタントラーメンくらいは食べていい成績まで持ち直してくれました。みなさまの優しさで救われました。本当にありがとうございました。
本日いらしてくださったお客さまに、すばらしすぎるゴールデンウィークが訪れますように。

[:W500]

この本、先日読み終わって現在2度目の読み直し中。すばらしいです。表紙の写真(荻窪の老舗中古レコード店《月光社》さん)の佇まいから何かひどくレトロな、それこそ『ALWAYS 三丁目の夕日』的な読みものを想像してしまいますが、中身はさにあらず。新旧のレコ屋主人多数への聞き取り取材をもとに、あくまで現在の視点から「東京のレコード店の歴史と実像とトリビア」(本書帯の惹句より)に迫っています。すべてのレコード好きは必読、とまで大きく出る気はないけど、現在東京で日常的にレコードを買っている人(または、かつて日常的に買っていた人)は、本当の本当に必読じゃないでしょうか。
ちゃんと読み返して、ちゃんと感想書こうかなと思っている次第です。お店がこれだけヒマだったのなら、それこそいくらでも読み進められそうなものですけど、実際はココロ乱れて読書どころじゃない、ということを再確認した本日でありました。

明日からみなさま待ちに待ったゴールデンウィーク。当店よっぽど忙しくさせて頂かないと昨日・今日で開いた大穴をふさぐことができません。みなさま、どうか。
ゴールデンウィーク中のみなさまのご来店を心よりお待ちしております。