rompercicci::diary

東京中野にあるコーヒーお酒ジャズのお店ロンパーチッチ

明日は振替休日です

連休最終日、嘆きの日の貴重なお時間を当店でおすごしくださったお客さまに感謝を捧げます。ありがとうございます。
昨日に引き続きランチタイム終了前の1時間だけ突風が吹き荒れて、そこだけ切り取ればまるで繁盛店のような忙しさを味わわせて頂きました。この1時間だけで生活できれば「1年を20日で暮らすよい男」なのですが、無論ランチタイムの1回転だけで1日のアガリを賄いきれるはずもなく。その後は打って変わってのまったり展開、営業終わって伝票枚数(つまりご来客組数)を数えてみれば、これはどこの平日かと見まごうほどの寂しさでしたが、それでもおいでくださったお客さまのお心遣い(婉曲表現)のおかげでなんとか生活できるラインに乗ってくれました。改めて、雨の中お運びくださったお客さまに感謝致します。
みなさまの連休明けが痛み少ないものでありますように。
三笠食堂のご主人が早く全快されますように。

自宅に転がっていたジェイムズ・エルロイの『ホワイト・ジャズ』。いつ買ったのかも思い出せないくらい前に買って、そのまま絶賛放置プレイだった小説を、このたび読んでみることにしました。だって「ジャズ」って書いてあるし。
文庫版で700ページ近くある大著なのですが、この連休中に格闘して現在270ページ。平日だったら読み終わっていたかもしれません(最近の平日の読書時間が潤沢なことといったら)。それで、この270ページですでにチャンドラー3冊分くらいセックスでドラッグでバイオレンスです。いや、セックスはチャンドラー1冊分くらいか。とにかくもう次から次へとアクシデント発生で主人公(悪徳警官)寝てるヒマなし。職場の悪い上司とかマフィアの悪いボスとかいろんな人からムチャな指令を受けて、それを全部やるフリしつつ片っぱしから裏切って、まだ400ページ以上残ってるのにもうにっちもさっちも行かなくなってる主人公。というか、今読んでる箇所では自分の仕事の相棒を殺すよう知り合いの悪党に依頼してるし。ポートピア連続殺人事件で「ヤスを殺せ」と言っているような展開。
ハードボイルドが極限まできてすでに焼け焦げているような文体も相まって、とにかく何かすごいものを読んでいる、という気配がビシビシ来ております。新刊でもなんでもなく、すでに評価が固まりきった作品に対してオマエ何言ってんだ、という声も聞こえてきそうで恥ずかしいのですが、この思いをとりあえず文字にしておきたいと思って書いております。「暗黒のLA四部作」全部読まねば。最初に4作目を読んでいる自分をどうかとも思うけど。
それで、えーと、今のところアート・ペッパーが出てきました。たしかに「ホワイト・ジャズ」だ。

なんだか先にゴチャゴチャと書いてしまいましたが業務連絡失礼します。
当店、本日の臨時営業の振替として、明日はお休みを頂戴致します。
またあさって、25日(水)以降のみなさまのご来店を心よりお待ちしております。


妻がFacebookでご紹介済ですが、クリスマスアルバム入荷しております。ハイシーズンに向けてゆるゆるかけてまいりますので、お耳に入る機会もあるかと。