こんにちは。中野の自称ジャズ喫茶ロンパーチッチです。
真夏の無人島と化した当店に上陸して下さった数少ないお客さまにいつも以上の感謝を捧げます。ありがとうございます。
ご来店下さったみなさまによいことがありますように。
商店街の福引でハワイ旅行が当たりますように。
または、遅刻しそうになって食パンをくわえながら走っていたら角のところで自転車にぶつかってその相手が転校生でありますように。
今週入荷のレコード、いつも以上に当たりハズレが大きいのですが、個人的に大当たりの1枚を紹介します。
Bobby Jones - Hill Country Suite [1974 enja]
まるっきりジミー・ジュフリー。ジミー・ジュフリー以上にジミー・ジュフリー。プライマル・スクリームの「ロックス」が入ってるアルバムがストーンズ以上にストーンズなのと同じくらいジミー・ジュフリー。
ジミー・ジュフリーが'50年代にやってたヘナヘナしたカントリー路線の音楽には独特の味わい深さがありますが、惜しむらくはジュフリーさんは知性派すぎて今ひとつ突き抜けた田舎っぽさに欠けたような気がします。そこでこのアルバム。田舎です。山出し感にあふれてます。アパラチアって感じです。
背景にぼんやり映るカウント・ベイシーとエラ・フィッツジェラルドのどでかい肖像からするに、このジャケット写真はミュンヘンのライブハウス「ドミシル」で撮影されたもの。でも中身は同じミュンヘンながらもスタジオ録音。アメリカ本国だとこういう音楽はなかなか録音させてもらえなかったのかも。
しばらくヘビロテします。お付き合い頂ければ幸いです。
明日のお店は有人島になるといいと思います。むしろ願います。
みなさまのご来店を心よりお待ちしております。
