rompercicci::diary

東京中野にあるコーヒーお酒ジャズのお店ロンパーチッチ

★「とりあえずこの100枚は全部聴いとけ!」って雰囲気もどうかと思う

こんにちは。中野の自称ジャズ喫茶ロンパーチッチです。
ご自宅のエアコンにはまだ手を触れたくないこの時期、当店まで涼みにいらして下さったすべてのお客さまに感謝します。ありがとうございます。
ご来店下さったみなさまによいことがありますように。
「来夢来人」とか「風恋人」とかそういう名前のお店にデビューできますように。

まったく何も思いつかないので、最近読み終わった本の紹介でも。

小川隆夫『ザ・ブルーノート、ジャケ裏の真実』(講談社 2008)

ブルーノート1500番台の英文ライナーノーツ全訳」だと勝手に思い込んで買ったのですが、読んでみたらかなり違った…。ざっくり言ってしまえば中山康樹『超ブルーノート入門』の小川隆夫バージョンです。
「ライナーノーツ完訳本のオファーってよく来るんだけど、原著者との権利問題が絶対ややこしいから毎回ムリだって断ってた。でも今回の講談社はそうとうやる気だったからとりあえず本国にお伺いを立ててみた。そうしたらそれなりの金額を払えばオーケーってことが分かった。でも結局そのお金が払えなかった。だからこの本は完訳本ではありません」
本書の【おわりに】には上のようなことが書かれていて、やっぱりジャズ関係の本ってイージーなのが多いなあ、と思いました。結局、出版すればジャズファンはクオリティ問わず買うし、ジャズファンじゃなければクオリティ問わず買わないし、ってことなのでしょうね。うん、文化として成熟してる!

例によって自分でも何書いているか分からなくなってきたので失礼します。
明日のご来店も心よりお待ちしております。おやすみなさい。