rompercicci::diary

東京中野にあるコーヒーお酒ジャズのお店ロンパーチッチ

渋谷徘徊記

こんにちは。中野の自称ジャズ喫茶ロンパーチッチです。
終日雨雲の影におびえ続けた1日、お足下悪くなりそうな気配が濃厚に漂う中ご来店くださったお客さまに感謝致します。ありがとうございます。
みなさまによい週末が訪れますように。

HMV渋谷から久しぶりに買取アップのメルマガが届いたのがつい先日、雨雲の影におびえながらもママチャリこいで納品に行ってまいりました。買取アップ期間中でないともったいなくて査定に持ち込めないシブチンなので、この2ヶ月で自宅の不要レコは溜まる一方、持ち込む前に数えてみたら30枚を超えていました。トートバッグふたつに詰めて、両肩から無理やり提げて、あっちにフラフラ、こっちにヨロヨロの危なっかしい道のり。両肩が痛い、それからTシャツの首が伸びる…。
息も絶え絶えで渋谷に着いてみたらば「本日担当者不在」とのことで、全品預かりの上、後日連絡とのこと。ちょっと肩すかしを食らいつつ、どうせ渋谷まで来たのだからと各所レコ屋に寄ってみたのですが、早じまいしていたり、売場に知った顔があって、なんとなく会うのが気まずくて退散したりと今日は縁がない感じ。そんなとき、つい足がブックオフに向いてしまったのです。
そこで目にしたのが主婦の友社のベストセラー『誕生日大全』。以前から「喫茶店たるもの、店の本棚に『誕生日大全』のひとつくらいなくてはいかん」と思っていた鉄板のひまつぶし本。やあ、やっと会えたね(古本屋で)。お値段見てみたら定価の2800円よりはぐーっとお財布に優しいお値段。ありがとうブックオフ。すでに買う気満々でした。
でもそこでつい、立ち読みで自分の誕生日のページを開いてしまったのです。そうしたら私の誕生日に生まれた人間は「抜群のファッションセンスの持ち主」との見出し。あらー、いくらなんでもこれはちがうなあ。この本がまちがってるか、さもなければオレの誕生日がまちがってるかってくらいちがうなあ。横に並んでた鏡リュウジの似たような本にはもうちょっと腑に落ちるようなことが書かれていたのですが(でも内容忘れました)、こっちはちょっとお財布に優しくないお値段。なんだけミソが付いちゃったなあ、と思って結局買わずに引き上げたのです。
でも、今になってやっぱり、「喫茶店たるもの店の本棚には『誕生日大全』だよなあ」と思い返したり。
ごめんなさい、今日もオチはありません。

そんなこんなで、明日からの週末もみなさまのご来店を心よりお待ちしております。

今週の新入荷レコード。マイケル・ギャリックとシェイク・キーンのアルバムは最近ユニオン界隈で新古品がお安く出回っているもの。こういう地雷を踏んでみるのもプロの使命だ、と何がプロなのか分かりませんが買ってみました。ジャケの雰囲気からして何かインテリ臭いヨーロッパフリーであろう、と想像していたのですが、いざ開封して聴いてみたらほんわかムード音楽。なるほど、このジャケは素直に鑑賞すべきものだったのか。