rompercicci::diary

東京中野にあるコーヒーお酒ジャズのお店ロンパーチッチ

★もはや外干しする勇気がない

こんにちは。中野の自称ジャズ喫茶ロンパーチッチです。
ご近所のスギ薬局で外売りしている湿気取りの封を全部開けてしまいたくなるくらいの蒸し暑さの中、当店まで足をお運び下さったお客さまに感謝致します。ありがとうございます。
ご来店下さったみなさまによいことがありますように。
日暮れ前にはにわかに暗雲立ち込めて、今日も降るか、すごいの来るか、降るか、降るか、……降らない、という思わせぶりなオマケつき。「これは梅雨じゃない、雨季だ」というどなたかのツイートが思い返されます。熱帯地方の人って洗濯物をどう乾かしているのか、彼らの知恵に学びたいところです。

今日は降らなかったけど、昨日はすごいの来ましたよね。
定休日を頂戴していたので、渋谷に行っていたんです。終日妻と別行動をとっていたのに、結局ふたりとも渋谷にいたという。私はつい出来心で、いつもの調子で自転車で行ってしまったのです。

道玄坂下の富士そば地下にある狭小すぎる名店で、例によって階段を降りる途中のダンボール箱中心に浅ましく漁っていたら、なぜか斯界の大御所である店主さんに顔バレしていて、うわー恥ずかしい、恥ずかしすぎる、穴があったら入りたい、と縮こまっているときにふと気づいた。そうか、ここが穴だったのか!(すごく失礼なオチ) なんて思っているときにはまだ降ってなかったのです。

そこから自転車にまたがって、東急本店を左に曲がって見えてきたセブンイレブン。ああ、彼女はここでコンニャクだけのおでんを買っていたのね、と心は『東電OL』巡礼モードに突入。向かいのシャルマンも健在。ここで女子大生バイトは記載済みの調書に捺印したのね、と一瞥したら左に曲がって坂を上ります。ユーロスペース越えて、クラブエイジア越えて、いつもたくさんの若い人が行列してるローソン越えて、…と普段JBSに行くときに淡々と歩く道なのに今日はちょっと特別な気持ち。巡礼ですから。「Le Pays Blanc」って丸い看板(ここもラブホなのね)すぎて、ホテル幸和が見えてきたら、ここで右に曲がります。みんなが横並びに座ってタバコを吸っている、池袋のP'パルコのあたりを彷彿とさせるような裏庭感ある場所をすぎたと思ったらもう道玄坂地蔵。普段通い慣れた道から20秒も離れてない、こんな場所に彼女は夜な夜な立っていたのね。そして裏手は駐車場。ああ、ここがかの駐車場。そこから曲がって坂を下りたら八百屋さん、さらに坂を下りてぐるっと回ったら(もちろん道をまちがえてマルエツのあたりまで行った)、もう神泉駅。すぐに踏切。そして居酒屋。現場。ちゃんと建物が残っているのに感激。隣のビルも残っている。ひとりで居酒屋に入る勇気はなかった。
と、巡礼の旅はおよそ10分で終わって、そのときもまだ降ってなかったのです。

そしてJBSに行って、出たら、すっごい降っていたのです。もういちどお店に戻ろうかとも思ったけどなんとなく気が引けて(察して下さい)、松屋の向かいのセブンイレブンで雨上がりを待つも止む気配なし。意を決して自転車にまたがって一路中野へ。すっごい濡れました。パンツの中まで浸りきりました。こんなの高校生のとき以来。レコードだけは! と必死になってガードしたので、家に着いて無事を確認してひと安心。

…なんで1日の記録なんて書いてるんだろう。手短に。
それから雨の中お店に行っていろいろ作業したのです。終わったのは夜中すぎ。まだ雨が降ってます。家に帰ってきました。ドアを開けようとしたらチェーン錠がかかっていました。普通の鍵じゃなくて、チェーンのやつが。酔って渋谷から帰ってきた妻が、玄関に入るなりチェーン錠をかけてそのままベッドに倒れ込んで寝てしまっていたのです。かいがいしく働いた私は雨の中閉め出し。
だから私は今日不機嫌だったのです。何か様子が変だと思ったお客さま、申しわけありませんでした。いろいろあったけど、今は元気です。

あとそれから、台湾からいらした旅行者の方、中野を楽しんで頂けましたでしょうか?(突然私信)

なんだかまったくまとまっていませんが、そういう昨日と今日でした。
明日もみなさまのご来店を心よりお待ち申し上げております。