rompercicci::diary

東京中野にあるコーヒーお酒ジャズのお店ロンパーチッチ

★サービス

こんにちは。中野の自称ジャズ喫茶ロンパーチッチです。
開店直後には雪の幻までチラついた本日、今季何度目かの本気の寒さの中ご来店下さったお客さまに感謝致します。ありがとうございます。
週明け早々の1勤1休なんていうご褒美展開も今日までですが、明日からの現実がどうかみなさま相手に手加減してくれますように。

昨日の定休日、私は無印良品でスニーカーを物色していました。すごくお手ごろ価格なのにインソールに過剰な気合を入れている、という自画自賛記事を目にして以来、次に買うのはこれかな、と思っていたのです。
商品を前にあーだこーだと検討していたら店員さんがやってきて「ほかにもサイズありますよ」と声をかけてきました。少し話をした後で、思い出したように「この商品、確か今お安くなっているはずです。ちょっと調べてきますね」
おもむろにスニーカーを掴んでレジに向かった店員さん、しばらくして帰ってきました。そして申しわけなさそうに言いました。「ごめんなさい、ちょっと前までセールしてたんですけど、今は通常価格に戻っちゃいました」

すごく正直で大変好感が持てる店員さんの言動ですが、その正直な言葉を聞いたら購買モチベーションが下がってしまった。「ふーん、ちょっと前なら安かったのかあ…」みたいな空気に包まれる自分。「じゃあ、もうちょっと検討します」とか言ってその場を立ち去りたくなってきた自分。期せずして自分の器の小ささに直面してしまった自分。
持っている情報すべてを包み隠さず開示してもお客さまの幸せに結びつかないってことは往々にしてあるのだなあ。サービスってなんだろう、とかつてのフジテレビのCMみたいなことを考えました。

そして結局スニーカー買いました。店員さんの正直さを買った。器の小さくない自分を買った。しめて1980円なり。
…もともと服飾にお金をかけられない性分の人間なのですが、それにしてもこの値段はすごい。勤め人だったころの自分が見たら落涙する。ここまで来たら次はバイパス沿いにある「靴流通センター」みたいなところのワゴンセールくらいしかない気がする。すごいぞ自分。何がすごいのかよく分からないけど。
でもひとつだけ言える。定価1980円の靴に対して「ちょっと前ならセールだったのかあ…」と本気でへこんだ自分のシブチンぶりはやっぱりすごい。

またどうしようもないことを書いてしまいました。
明日もみなさまのご来店を心よりお待ちしております。
履き心地いいのできっともう1足買います(セールのときに)。