rompercicci::diary

東京中野にあるコーヒーお酒ジャズのお店ロンパーチッチ

沖縄旅行3日目

2018.6.28
沖縄の夜に未練を残しつつ、あっという間に最終日の朝です。元々の予定では、温泉に入りながら発着すぐの飛行機を眺められるという瀬長島の龍神の湯に行くつもりでしたが、ホテルの大浴場がきれいで空いていて、入浴欲はなくなっていましたし、那覇に気になるお店が残っていましたし、それならもう一度、たそかれ珈琲に行って借りた傘を返そう、9時からやっているし、何よりあのお店のほかのメニューも気になる!ということで、チェックアウトした足で再びたそかれ珈琲へ。ビル・エバンスのレコードが流れるなか、マスターはカレー、わたしはハムとチーズのサンドイッチ。食後にチーズケーキ、ガトーショコラと珈琲。どれもそれぞれ固有の特別な美味しさがあって本当に感心してしまいました。朝から満たされる。

本棚に「沖縄ジャズロード」という本があり、ぱらぱら見ているとこちらのお店を発見。レコードはジャズ好きだったお父様の遺品なのだそう。そして思いがけず、コラム欄に昨日行った「小桜」も発見。ご主人が大のジャズ好きだそう(そういえばそれっぽいチョッキのおじさまが店の前に立ってらした)。図らずもジャズ絡みのお店に行っていたようです。2015年刊行の本で、行く前にチェックすると閉まっていたり変わっていたりだったjazzy98、チャイハナ、六曜舎などのお店も載っていました。チャイハナの店主さんのインタビュー、可笑しい(現在は同名でインド料理店になっている模様。それもすごい)。この本は購入して、お店に置いています。お客さまがくれた那覇レコード店マップをはさんでおきます。

たそかれを後にし、目星をつけていたお土産を買い回った後、唯一予定していたジャズ喫茶的なお店、ローズルームへ向かう。マイク・モラスキーさんの本にも出てくるお店です。でも、あれ?定休日じゃないはずなのに閉まってる。側に座っていた小間物屋のおば様に聞くと、まあ開けたり閉めたりとのこと。なるほど。じゃあまあ、お客さまがすすめてくれたMAHOU COFFEEさんが近くみたいだから定休日のはずだけど場所だけ確認しようと行ってみるとこちらは営業中。来てみてよかった。こちらでブレンドとDブレンドという大坊珈琲オマージュの珈琲、チョコレートチーズケーキをいただく。チョコレート>>チーズで美味しい!とても洗練されたお店でした(店内撮影禁止)。朝たそかれにいらっしゃったお客さんがこのお店にも来られたので、気合いの入った若いお店はつながっているのかなあと思いました。デックス先生がかかっていたのも共通でした。

 

MAHOU COFFEを出たあとは、重たくなった荷物を引きずり、まだ見つけられずにいた白百合(泡盛)を探しながら、空港へ向かう。結局ゲットならず。こっちの品揃えのよい酒屋さんにもあることでしょう。飲み仲間にあれを飲んでほしい。本当は空港で評判の空港食堂に行きたかったのですが、まだお腹いっぱいで、場所だけ確認して断念。またいつか。まだ色々行きたいお店あったなあと心残りのまま、最後の抵抗、ブルーシールのピスタチオアイスを搭乗間際にお腹につめこみ、沖縄をあとにしました。

 

各方面でお世話になった皆さま、ありがとうございました。また行きたい!

沖縄旅行2日目

2018.6.27
2日目は沖縄旅行のメイン、美ら海水族館です。また行きたい!と思い続けて13年経っていました。ホテル近くの「パレットくもじ」からやんばる急行バス(始発は那覇空港)に乗って約2時間。バス待ちのとき、パレットくもじのビアガーデン案内を発見して、帰りに寄ると決める。バスは便によるのかもしれませんが、2階建てでひと席ずつ独立して快適です。そのうち青い空、青い海の沖縄的な景色が見え始め、テンションあがります。名護市役所も那覇市役所に負けず、趣のある建物。長時間移動、思ったより楽しい。途中トイレ休憩で寄ったSAで水族館の入場券も確保(10%OFF)でき、記念公園前バス停に到着です。ここから水族館の入り口まで結構歩きます。とても眩しく暑い(実際は東京も同じくらい)。海も空も綺麗。でも50人位のコギャルみたいな方々が派手な水着で団体行動していて、そっちに気を取られる(水族館をぞろぞろ通り抜けて消えていきました。なんだっただろう)。

水族館に入り、有頂天です。誘導されるがままシーサーポーズで記念撮影。その後、先達のブログを見て何度もシミュレーションしていたことをついに実行。魚達を見ないふりして駆け抜け(実際はとても混んでいて、ゆっくりしか進めません)、ジンベイザメをこんなに無感動に見るなんてとマスターに文句言われつつ、オーシャンブルーというカフェの大水槽横の席を予約(この位置の席だけ予約制。10席分位?)。1〜1.5時間待ちと言われる。またゆっくりダッシュでスタート位置にもどり、何事もなかったかのようにじっくりお魚見学。かわいい。きれい。変。ジンベイザメ、でかい。

 

そのうちさっきのカフェに到達し、確認すると間もなく案内できるとの嬉しい展開。席は30分制で、15分多めにしてありましたが、ビールと食事を並んで買ってくるとちょうど30分てとこでした。この30分間は本当に至福です。サメやマンタやエイが、すぐ側(アクリルの厚さは60センチだそう)をかすめて行くので、ビール飲むのも忘れて、ワーワー言ってしまいます。文句言ってたマスターも乙女みたいになってる。ここ、おすすめです!まだいるというのにもうまた来たい!と思ってしまいました。いつになるかなあ。大きなサメは結構長生きらしいです。また会いたい。

  


そううこうしているうちに帰りのバスの時間です。お土産ショップに寄る余裕なく、入口で撮った写真だけ言われるがままに購入(マスターに文句言われる)。外にマナティー館が見えたけど、まあマナティーはいいか!?と駆け抜ける。ぎりぎりの汗だくでバスに乗車。今度は沖縄エアポートシャトルという開通記念で6月末まで半額運賃になっていたバスです。ビアガーデンには絶対行くのと、ミスター酒場愛Tさんが那覇行ったことないのに外さない良店情報を送ってきていたので、そわそわ。時間や場所や口コミを検索しているうちに、あっという間に那覇到着。一目散にビアガーデン。気持ちよくて、ずっとここにいたい気分。ちょっと寄ったつもりがまた満腹に。

 

一旦ホテルに戻り20時くらい。すぐ夜の街に繰り出します。お土産を物色しながら賑わう国際通りを抜けきって、結構歩き、栄町市場へ。外さない良店その1.おでん屋「東大」発見。開店が遅く21:30〜なのでまだ開いていません。でもひとり並んでいました。市場内は、昼は市場として活気があるようですが、夜はまばらに飲み屋があり、局地的に賑わっています。ああここが一番餃子、ここがべんり屋..と、どこも魅惑的。おすすめされていた喫茶店、ポホトトは見つからず。また気になったら戻ろうということで、牧志まで引き返し外さない良店その2.小料理「小桜」に入りました。

 

「小桜」の沖縄料理は、昨日の大衆食堂とはまた違い、上品で瑞々しく、美しい。泡盛もいろいろあって漠然と希望を言えばおすすめしてくれます。飲みやすいのは「カリー春雨」。カリーはめでたい縁起がいいという意味を持つそうです(嘉例と書く)。東京でも見かけてずっとポップな名前だなあラベルはトラディショナルなのに..と思っていました。勘違い解消。「白百合」は通好みしそうな飲みにくさ。焼酎のあおちゅうや、日本酒の香取のような、平たく言えばひなびた風味。一番印象的だったのは、古酒おもろ×塩ナンコツソーキ。上品濃厚×2。すごく合いました。もっと印象的で破壊力あったのは、お店の人に、水族館行ってきたんです!と言うと「イルカ見ました(よね)?」と言われたこと。マナティー館の先でイルカがショーをやっていた模様。気づかなかった。13年越しに行って、なんというばか。

 

もうもう、本当にお腹いっぱいで、栄市場に戻るのは諦め、ホテルに戻る。ふだん観られないW杯見ようといいつつ、戻りしな撃沈。強い日光にあたると眠くなりますよね。小学校のときのプールのあとのような。マスターは引き続き再びコーヒー泡盛を堪能していた模様(マスターのハッピータイム)。

沖縄旅行1日目

2018年6月25日(月)から27日(水)まで那覇2泊で沖縄旅行に行きました。往路、水族館への往復、復路と移動時間が多くあっという間の3日間でしたが、せっかくなので書き留めておきます。行く前に知らない方々の旅行記をかなり参考にさせてもらいました。ありがとうございました。因みに以前は旅先でジャズのお店を点で巡っていましたが、最近はそこに縛られすぎず、その地を楽しみたいと思っています。
空港直通のモノレール、ゆいレールの「旭橋−県庁前(宿泊地)−美栄橋−牧志(−安里 ※ちょっと遠い)」間は、まあ楽しみながら徒歩移動可能でした。つらつら書いてます。長文注意。

2018.6.25
那覇空港から、ゆいレールでホテルのある県庁前を通過して、美栄橋(みえばし)へ。切符なのに差込口がなくてえっ?となりましたが、QR読み取り式でした。最後は改札に置いてある箱に捨てます。電車ボーイKくんに見せようと一応ポケットへ。美栄橋を歩いて目的地へ向かっていると、ぽつぽつと雨が降り出し、瞬く間にまさかの豪雨に。冗談みたいな土砂降り。梅雨から逃げてきたつもりだったので、日傘しか持っておらず、染み込んできて差していても霧吹き的に雨が顔にかかる。スニーカーからも水しぶき。でも行きたい店ふたつ、閉店時間が近い。
無理して辿り着いたのは、マスターが愛読している【ブログ】で絶賛されていた「牧志そば」。セルフサービスとのことで淡々と速攻で出されたソーキそばは、旨味がたっぷり溶け込んだ透き通ったきれいなスープに、これだけで800円くらいしそうなソーキが乗って390円。ジューシー(炊き込みご飯みたいなもの)100円。すごい。なんで?大満足。

余韻も早々に相変わらず土砂降りのなか意を決して店を後にし、次の目的地へ強行軍。途中ビーサンを買って履き替える。島ぞうりといって500円弱でたくさん売ってました。途中歩くスピード問題で喧嘩(よくあるパターン)になり、険悪状態で「たそかれ珈琲」に到着。こちらは、行ったことないけどよさそうとお客さま及びユハのマダムの2人から教えてもらったお店です。
びしょ濡れですがいいですか?全然かまいません、とのことで入るとデクスター・ゴードンのレコードがかかっていました。ソーキそば直後で満腹だったのですが、メニューが魅力的で珈琲のほかに、マスターはクロックマダム。わたしフルーツタルト。タルト、生地が思いきった固さで好み。美味しい!クロックマダムは予想とは全然違って、力強いパン(自家製)に低温調理の?ハム(自家製)が使われていて、異常に美味しい。衝撃を受け、仲直りして、やっと一息き、お店をあとにしました。まだ大雨で、長期忘れ物だからと傘を貸してくれました(あげるとおっしゃってました)。

ホテルにチェックインして、フロントでもらった新聞祇(23日の慰安の日の記事だった)やドライヤーで、ずぶ濡れグッズをなんとかする。全然お腹空かないけど、行きたいお店たくさん状態で国際通り方面へ出発。とりあえず旅先でやると楽しいスーパーチェックへ。発見は、泡盛安い(沖縄以外では35%の酒税が乗っているそう)。黒糖菓子が多い。ぐしけんパンというパッケージのかわいいご当地パンがある。レジが支払いだけ機械。など。24時間営業のユニオンというスーパーでした。ユニオン..

その後、新宿のやんばる食堂で予習のうえ、チェックしていた大衆食堂へパトロール。三笠食堂、みかど。双方ご近所です。後に行ったみかどにそのまま入店。地元の常連さんや観光客でお客さんひっきりなしで、お母さん的なおばさま方が皆バンダナの三角巾でてきぱき料理給仕していて活気があります。オリオンビール、ちゃんぽん(野菜炒めの卵とじのようなものがごはんに乗っている)、ゴーヤチャンプルと、普通に美味しい沖縄料理を現地でいただき、満足。

その足で、旭橋方面へぶらぶら歩き、お客さまに教えていただいたCelloというお店へ。お腹いっぱいだったので、お茶でもいいですか?と入ると「もちろん」とのこと。サントラやジャズ、UAなどランダムに流れています。持ってきたJazz The New Chapter(それぞれ4と5)を読みながら、白ワインと自家製ジンジャーエールのモスコミュール、かぼちゃプリンをいただきました。どれも美味しく、やさしい光の素敵な空間でした。遅い時間まで、お茶やちょっと一杯、食事までできる良心的なお店、とてもありがたいです。わたしたちもそうありたいと思っています。

ホテルでコーヒー泡盛に挑戦するべく、コンビニに寄って泡盛とアイスコーヒーを調達。一口飲んでこれは合う!と納得し撃沈。マスターはその後もだいぶ堪能していた模様(マスターのハッピータイム)。