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東京中野にあるコーヒーお酒ジャズのお店ロンパーチッチ

いーぐる連続講演「ジャズ喫茶の逆襲」開催のお知らせ

昨年7月末、大箱の四谷いーぐるを超満員札止めの観客が埋め尽くしたイベント「これからのジャズ喫茶を考えるシンポジウム」が、このたび装いも新たに帰ってきます。その名も「ジャズ喫茶の逆襲」!

 ジャズは生き返った。
 で、ジャズ喫茶はどうなんだ?
 ここから始まる、ジャズ喫茶の逆襲!

若手ジャズ喫茶の店主4名が言いたいことを言い散らかした前回のイベント。今回はそれだけでは終わらせません。斯界の重鎮に老舗の2代目、酸いも甘いも噛み分けたジャズ喫茶マスターふたりに加えて、ここ数年活性化著しい現代ジャズ業界を牽引し続ける気鋭のジャズ評論家をパネリストに加えて、《ジャズ喫茶 その魅力の中心》に迫ります。

壇上のパネリスト3名に加えて、客席にはスペシャルゲストとして全国400軒以上のジャズ屋を訪問してきたという筋金入りのジャズ喫茶巡礼者が登場。豊富な経験の中から厳選された取っておきのエピソードをみなさまに披露してくれます。

ついでと言ってはなんですが、同じく客席には前回参加のジャズ喫茶店主(一部)がにぎやかし要員として常駐。みなさまといっしょになって壇上の議論に容赦ないツッコミを入れていきます。

個性あふれる面々により混乱必至のこのイベント、司会進行役を務めますのはみなさまご存じのウェブサイト「ジャズ喫茶案内」の運営管理人《ジャズ研ジャズ喫茶部さん》。当日は名古屋から新幹線に乗って駆けつけてくれます。

はたしてジャズ喫茶は逆襲できるのか?
みなさまひとりひとりが証人です!


―― 記 ――

第2回 これからのジャズ喫茶を考えるシンポジウム
《ジャズ喫茶の逆襲》

2017年3月11日(土) 午後3時30分より
参加費600円 + 飲食代
※参考資料としてウェブサイト「ジャズ喫茶案内」で掲載中の「全国ジャズ喫茶&ジャズバー・リスト(約550軒)」をプリントしたものを会場に配布します。

司会進行:

楠荑克昌(ウェブサイト「ジャズ喫茶案内」運営管理人)
http://jazz-kissa.jp/
1959年生まれ。高知県出身。2013年より「ジャズ研ジャズ喫茶部」のアカウント名でジャズ喫茶を中心とした話題をtwitterで発信。同時期に全国各地のジャズ喫茶・ジャズバーを取材した情報をもとに2015年にウェブサイト「ジャズ喫茶案内」を立ち上げる。
ジャズ喫茶初体験は18歳。ジャズライブ初体験は1978 年、ジャズ喫茶「アルテック」(高知)でのビル・エヴァンス・トリオ。東京での出版社勤務を経て2013年、名古屋移住。jazzcity代表。

パネリスト:

後藤雅洋(東京・四谷「いーぐる」店主)
http://www.jazz-eagle.com/
1947年東京生まれ。慶應義塾大学在学中の1967年に開店した東京・四谷のジャズ喫茶「いーぐる」は今年で創業50周年を迎える。音楽評論家としても活躍を続け、1988年刊行の『ジャズ・オブ・パラダイス』を皮切りに著書多数。
ジャズファンに対する強い訴求力を持った若手評論家の育成を目的として1993年より「いーぐる連続講演」を開催。本イベントはその609回目にあたる。

中平塁(東京・新宿「DUG」2代目マスター)
http://www.dug.co.jp/
1972年生まれ。1967年から続く東京・新宿の老舗ジャズバー「DUG」の2代目マスター。創業者である父・中平穂積はジャズ喫茶界の生ける伝説として知られ、写真家としても著名。村上春樹の大ベストセラー『ノルウェイの森』にも登場する同店の業務を父から受け継ぎ、今日も日々カウンターに立つ。
「DUGの2代目マスター」として公の場で発言することは極めてまれなだけに、今回のシンポジウムへの登壇には期待が集まる。

柳樂光隆(『Jazz The New Chapter』シリーズ監修者)
https://twitter.com/elis_ragina
1979年島根県生まれ。音楽評論家。2000年以降に隆盛した「現代ジャズ」に焦点を当て人気を博した著作シリーズ『Jazz The New Chapter』(JTNC)監修者。いわゆる《ジャズ喫茶で流れる音楽》とは趣きを異にする現代ジャズだが、その最大の紹介者である氏は意外にも「ジャズ喫茶育ち」を公言する。
JTNCシリーズの大ヒットでジャズ業界全体を活性化させた氏が、今度はジャズ喫茶業界復活の立役者となってくれるのか、注目が集まる。
※現在、JTNCシリーズの最新作となる『Jazz The New Chapter 4』(3月刊行予定)を鋭意編集執筆中。「多忙につきもし遅刻したらご容赦ください」とのことです。

ゲストコメンテイター:

齊藤外志雄(東京・中野「rompercicci」店主)
http://www.rompercicci.com/
1978年埼玉県生まれ。システム会社の落ちこぼれエンジニアを経て2011年に東京・中野のジャズ喫茶「rompercicci」を開店。前回の「これからのジャズ喫茶を考えるシンポジウム」登壇の際にはひとり場を読まない発言を繰り返し会場を微妙な空気に包み込んだ。事前に「ネガティブな発言は厳禁」と仰せつかった今回は主に客席でおとなしくしている予定(できるのか?)。

Mitch(ジャズ喫茶ファン代表)
https://twitter.com/bose1978
1978年生まれ。多忙なサラリーマン生活の傍ら2011年よりジャズ喫茶めぐりをスタートして、現在までに全国400軒以上の訪問歴を持つ筋金入りのジャズ喫茶巡礼者。第一子の出産を気に活動休止を表明したが、「子連れで行けるジャズ喫茶」を求めて現在でも各所でベビーカー連れの姿が散見される。一見コワモテですがいい人です。

ほか



写真は前回の様子
photo by bozzo