rompercicci::diary

東京中野にあるコーヒーお酒ジャズのお店ロンパーチッチ

11月の雪の日

54年ぶりの降雪、観測史上初の積雪。さすがは11月の雪、すごい破壊力。オープン直後から夕方までとびっきり贅沢な時間をすごさせて頂きました。雪がやんだ後も街に人影なく、このまま本日終了を覚悟しましたが、店番を妻にバトンタッチしたあたりから店内にわかに活気づいてくれたようで…。私のあずかり知らぬところでご来店くださったみなさま、ありがとうございました。結局私が店にいた9時間よりも、妻ひとりが切り盛りしていた3時間の方がはるかに成績がよかったというオチでした。役立たずですみません。
雪の中、また凍える寒さの中おいでくださったお客さまに抜群にすばらしいことがありますように。

四谷の大先輩《いーぐる》さんから期間限定でお借りしているスナーキー・パピー2015年世界ツアーのライブ盤CDボックス、16公演完全収録の全32枚組(!)という恐ろしいボリュームをこのところ毎日開店直後の1時間と閉店前の1時間でそれぞれ1枚ずつ、つまり1日につきCD2枚の1公演ずつをせっせと消化しているのですが、本日はいよいよ佳境に入った15公演目、アルゼンチンはブエノスアイレスでのライブ。いやー驚いた。今までとは観客のノリが桁ちがい。ちょっと前のパリ公演もアツかったのですが(観客が熱狂しすぎでバンドの方がちょっと引いてる)、今回はその比じゃない。演奏開始前から盛り上がった観客が♪オーレーオレオレオレー、と南米まる出しのコールをやっているし、それでいざ演奏が始まったら曲に合わせて歌う歌う。インスト曲だし、そもそもスナーキー・パピーの曲なんてどれもやっかいな構成でおいそれといっしょに歌えるようなシロモノじゃないのですが、それでもなぜかバッチリ合わせて歌ってくる。なんなの? ひょっとして南米だとスナーキー・パピーって超メジャーでみんな毎日テレビで見てるような存在なの? バンドメンバーのひとりがここブエノスアイレス出身であることはMC聞いてても分かるのですが、でもそれだけじゃこのノリの説明ができない。なんだろう? すごいなあ。世界各地いろんな公演が収録された大箱ライブ盤って、こういった各国のお客さん事情みたいなのまで分かるんですね。いやー、改めて驚いた。勉強になりました。(ところでこの公演、「Shofukan」では久しぶりにスーパーマリオ地下のテーマが顔を出してます)
ボックスは明日のチリはサンティアゴ公演が最後となります。開店直後と閉店前、なかなかお店に足を運べない時間だとは思いますが、万が一おいでになれるようでしたらぜひ。

それで、スナーキー・パピーとは全然関係なくこの曲で本日はお別れです。
また明日もみなさまのご来店を心よりお待ちしております。