rompercicci::diary

東京中野にあるコーヒーお酒ジャズのお店ロンパーチッチ

記録達成と今週の新入荷レコード(結局営業成績のことばかり書いてる)

もう許してくださいこの天気。寄せては返す豪雨の波はさながら神の怒り。逆鱗に触れた私たちは開店5年目にして記録的な成績を達成してしまいました。すごいなあ。続けていればいつか記録は塗り替えられると思っていたけど、まさか今さらコッチ方向に塗り替えられるとは。ここまで悪いとさすがにお天気のせいだけにはできない気もしてくるのですが、これでヘタに内部に原因を探るとお腹が痛くなってくるので、ひとまず今度のオリンピックが優秀すぎるせいにしておきます。(こういうとき自分と向き合うのツラすぎる…)
何はともあれ、本日おいでくださった貴重すぎるお客さまに抜群によいことがありますように。

現実逃避がてら、今週の新入荷レコードをご紹介します。

上左:意外にも当店初モーゼ・アリソン。正確にはかつてこのアルバムを所有していたものの何年か前にいちど手放した経緯があって、その後幾度も目にした彼のほかのレコードについては正直どれも食指が動かず、結局同じアルバムの買い直しとなった次第。ザ・フーのカバーでおなじみの「Blues」(「Young Man Blues」)や、ジョージ・ウォーリントン盤の名演で知られる「In Salah」などキャッチーな曲を収録。どちらの面にも1曲入っているフニャフニャしたボーカルが味わい深い。
上中:ロニー・スコット'90年録音は自分のお店でのライブ盤。トランペット入りクインテットでど真ん中の王道ジャズをしっかりと。
上右:バディ・デフランコアコーディオン奏者トニー・グミナと組んだカルテット。キワモノ珍盤かと思ったらなかなかどうして、聴かせます。特にトミー・グミナのアコーディオンがバカにできない。ピアソラを連想させるキツめの不協和音と、一瞬オルガンかと聴きまちがえるほどの太い音色とデカイ音量。アコーディオンでバップ、全然アリでした。
下左:前作『Out Of The Cool』が今ひとつピンと来なかったので、どうせ似た感じだろうとスルーを繰り返していたアルバム。テカテカジャケットのオレンジ盤が破格のプライスでさすがに手にとってみたら、ギル・エバンスというよりはジョン・キャリシとセシル・テイラーのスプリット盤といった方がよさげな内容。個人的にはこっちの方がずっと好きです。
下中:トラウマ盤として名高いESP作品。たしかに怖い! でもまあ、A面ならしっとりボーカルの枠で通せなくもないかも。B面はちょっとムリです。
下右:妻案件。この4月に練馬でのジスモンチとナナのコンサートのチケットを取ったらナナが急逝、急遽ジスモンチの追悼ソロとなった公演を見てきた妻にとっては感慨深い1枚。ドイツ盤はすごく高そうなので米盤で妥協しました。

考え方を変えよう。今日は浸水しなかっただけよしとしないと。
それで、明日はどうなんだ?
…。
お天気相変わらずの予報ですが、みなさまのご来店を心よりお待ちしております。