rompercicci::diary

東京中野にあるコーヒーお酒ジャズのお店ロンパーチッチ

現実逃避の友

お寒うございます。猛威を振るう冬将軍になすすべなしの木曜日、いつも以上に打ちひしがれた当店に足をお運びくださった貴重なお客さまに心からの感謝を捧げます。ありがとうございます。
本日ご来店くださったお客さまにとびっきりのよいことがありますように。

極寒の無人島では現実逃避が生き延びるための必須条件。いかに「今ここにある危機」から目を逸らし続けるかが重要になってきます(ヘタに直面すると、死ぬので…)。今日は昨年末から断続的に読み進めているジェイムズ・エルロイが大活躍、私の精神状態をおおいに守ってくれました。
『ホワイト・ジャズ』『ブラック・ダリア』と読み終えて、このところ格闘中だった『LAコンフィデンシャル』も本日読了。うん、明らかに読む順番をまちがえた。『ブラック・ダリア』→『ビッグ・ノーウェア』(未読)→『LAコンフィデンシャル』→『ホワイト・ジャズ』と執筆順に読まないとものすごく損した気分になります。特に『LAコンフィデンシャル』と『ホワイト・ジャズ』の順番は守らないと前者がすっかり骨抜きに。いや、それでも充分面白いんですけど。
ベストセラー作家だけあって古本屋をちょっと回れば結構な数の作品が入手できるエルロイですが、なぜか『ビッグ・ノーウェア』だけがみつからない。〈暗黒のLA四部作〉の2作目だけ手つかずのまま、ほかの本に手を伸ばすのはちょっとしたモヤモヤですが、それでもこれから読むつもりの本のタイトルが『アメリカン・デス・トリップ』という、もうこれだけでごはん3杯はいけてしまうくらいのサイコーな名前なので、しばらくこの調子でエルロイ先生についていきたいと思います。アメリカン! デス! トリップ!

と、明日以降も寒波に負けてズタボロであろう営業成績に今のうちから保険をかけるような内容を書いていますが、もちろんみなさまのご来店を心の底からお待ちしている次第です。
どうか読書のことなど忘れさせてください! お待ちしてます!


※写真は本文とは関係ありません