rompercicci::diary

東京中野にあるコーヒーお酒ジャズのお店ロンパーチッチ

★青果かとうが夏休み中で悲しい

こんにちは。中野の自称ジャズ喫茶ロンパーチッチです。
お盆休み真っ盛りの本日も空気読まずに営業中の当店においで下さったお客さまに感謝致します。ありがとうございます。
みなさまによいことがありますように。
ジーンズの右前の小さなポケットから小さく折りたたんだ1000円札が出てきますように。

お店の近所に住んでいる人間の常として、普段から界隈でお客さまと遭遇する機会が異様に多い私たちですが(気がつかないことも多々ありまして…ガン無視してたらゴメンナサイ)、この間はとうとうやってしまいました。自宅アパートを出る瞬間をお客さまと鉢合わせ。
ああ、家バレ(ってほどでもないけど)しちゃったなあ。これからは洗濯物の干し方とか、もうちょっと品よくやらないとマズイなあ。などと動揺を隠せないまま挨拶して、たまたまお客さまと歩く方向がいっしょだけど、さすがに連れ立って歩くのはあんまりだし、かといってすぐ後を歩いていくのもなんだか気が引けるし…、という気持ちからその場で30秒ほど待機して、ほどよく車間距離をとったところで歩き出したのですが、うん、まだ前を行くお客さまが視界に見える。期せずして尾行状態。そしてお客さまが入っていったお店は、ああ、現在私が目指している青果かとうではないか。

青果かとうの店内でお客さまと苦笑混じりの2回目の挨拶をして、買ってきたのが写真のバナナです。写真では伝わらないけど…でかい。でかすぎて自宅のテーブルから床に落ちる事件を起こして勝手に崩壊。衝突した患部の3本は慌てて食べましたが、それでも残りは13本。だからもともとは16本の房、これで150円でした。恐るべし。

…書きあぐねて仮眠をとっていたら朝になってしまいました。
また本日もみなさまのご来店を心よりお待ち申し上げます。

チボー家の人々』進捗報告(久しぶり)
第2巻 252ページ
ここ200ページくらいはずっとアントワーヌが主人公。ジャックもダニエルも登場せず。ジャックに至っては死んだことに。
この小説、最初のころは複数の登場人物をほぼ同時に主人公扱いにして、それぞれの人間の内面描写を読者に並行して示しつつ、しかも登場人物はそれぞれ他の人間に打ち明けられない秘密のようなものを持っていて、その秘密については読者に対しても隠して描写されているので(「ああ、あのことを彼が知ってしまったら! なんとしても打ち明けるわけにはいかない」みたいな女の人の心理描写を書きながらも、当然彼女が知っているはずの「あのこと」の内容については読者にも伏せられている)、なんだか読んでいてガチャガチャした感じがあったのでした。気持ちが移入する先がひとりになって読みやすくなりました。(以上、評論家センセイ気取りの感想)
茶店の店員などという、いかにも大長編小説読破に向いた職業に就いたのですから、これからもガンガンに読んでいこうと思いました。いや、そのヒマあったら営業努力しろよ、せめて目の前の洗い物を片づけろよ、って話もありますが。