rompercicci::diary

東京中野にあるコーヒーお酒ジャズのお店ロンパーチッチ

★\(^o^)/

こんにちは。中野の自称ジャズ喫茶ロンパーチッチです。
まず何よりも、本日当店においで下さった希少にして貴重なお客さまに心からの感謝を捧げます。
爆弾低気圧」とか「台風並み」とか、事前にこれだけ煽られてしまうとなかなか外に出られませんよね…。
そんな悪条件の中のご来店、本当にありがとうございます。
みなさまにすばらしいことがありますように。
失くしたお財布と携帯電話がみつかりますように。
あのとき失くしたはずの夢もみつかりますように。

さて、心の赴くままにキーを叩くと不景気な話(と、煽りすぎの気象庁への呪詛の言葉)しか出てきません。
何か別のことを書かないと。
…。

今日はいつにもまして時間が潤沢にあったので(いきなり不景気な話だな)、以前買ったディスクガイドの類を眺め返したりしておりました。『永遠の名盤200』とか『今必聴の500枚』とか、そういうタイプの本をパラパラと。
久しぶりにページをめくると発見があります。ガイド本を買った当初はまったく気にも留めていなかったようなレコードを、知らず知らずのうちにその後買っていたりします(たぶん「安かったから」とかそういう理由で)。で、改めてそのレコードが大推薦されているのを目にすると「アレ? 以前買ったあのレコードってそんなによかったっけ?」みたいな気持ちになります。
これが「以前買って、今でも手許にあるレコード」だったら話は簡単で、後ろの棚から引っぱり出してプレーヤーに載せて再生してみるだけ(ぽつねん店内だからできるこの贅沢!涙)なのですが、絶賛されているのが「以前買ったけどその後手放してしまったレコード」になると、心がなんともモヤモヤしてきます。確かあのレコード、何回か聴いたけどパッとしなくて、買取価格50円くらいで売ってしまったんじゃなかったっけ…。
同じレコードでも、特になんの感慨もなく買ってそのまま聴くのと、ガイド本で大絶賛されているのを目にしてから謹聴するのとではこちらの受け取り方が全然違うので(小さい人間です)、手放したものが急に惜しくなって、ああ、あのレコード買い直しかなあ、でもあのとき手に入れた値段より安く売ってるのは見たことないよなあ、困ったなあ、同じアーティストで同じくらいつまらないやつも買っていて、そっちの方はなぜか手許に残しているのに、なんでガイド本は手持ちの方を褒めてくれないのかなあ、などと悩ましい思いに駆られるのです(今、駆られています)。

つまりええと、今日は「人間忙しくしていないとガイド本の読み直しなんてことを始めてしまって煩悩が増えてよろしくない」ということが学べた1日でありました。
明日は煩悩が増えない1日であればいいな、と切に願います。

天気予報を見たら、明日の東京は「晴れ」になっています。しれっと書き換わってる…。
明日こそはみなさまのご来店を心よりお待ち申し上げます。