rompercicci::diary

東京中野にあるコーヒーお酒ジャズのお店ロンパーチッチ

★お知らせ

こんにちは。中野の自称ジャズ喫茶ロンパーチッチです。
いつもありがとうございます。
ゴールデンウィークも遠い昔となって、世間では五月病まっさかりのこの時期、当店も相変わらずの低空飛行でやっております。

心優しいお客様のおかげで、連休中はごく稀に「お店が繁盛している」と店員の私たちですら錯覚するような場面にも恵まれましたが、カレンダーの日付が黒くなるとその魔法もたちまち解けて、ここ数日はお客様ご入店即貸切、といういつもの営業パターンに戻っております(12時をすぎたシンデレラの気分です)。

貸切時には「お客様おひとりに店員ふたり」という貴族の晩餐のような環境になり、お客様によっては若干の居心地悪さをお感じになるかもしれません(なるべく目につかないようにはしているのですが)。申しわけありませんが、今しばらくの間ご辛抱下さい。近い将来、かなりの確率で店員がひとりになる(いよいよ食い詰めて片方が出稼ぎに出る)日がやって参ります。そうなれば「お客様ひとりに店員ひとり」でバランスが取れます。もうちょっとの間だけご辛抱願います。

…さて、自分で書いた文章があまりに後ろ向きで自家中毒を起こし始めた当店店員から、親愛なるお客様にこれまたネガティブなお知らせがございます。


【お知らせ】お隣さんの閉店と、その後の内装工事に伴う騒音について

当店のお隣さんはこだわりのカレー屋さんだったのですが、[以下数行自主規制]閉店してしまいました。その後、新しいお店が入ることになり、2012年5月中旬現在、内装工事の真っ最中となっております。工事中は、やはりどうしても音が出ます。当店の中にいても、かなり大きな騒音が聞こえてきます。こちらも負けずにボリューム大きめで対抗しておりますが、さすがにコンクリートを破砕する音には敵わないところがあります。
この工事、おそらく今月いっぱいは続くものと思われます。工事期間中、開店から午後6時くらいまでの間、店内では断続的に工事の騒音が聞こえて参ります。お客様にはご迷惑をお掛け致しますが、どうかご了承のほどお願い申し上げます。
ガガガガガ、という機械の音にかき消されそうなジャズに耳を傾けながら、「これはこれで《空襲下のドレスデン防空壕に身を潜ませながら、こっそり敵性音楽を聴いている》気分だなあ」といった小粋な感想をお持ち頂けたら身に余る光栄なのですが、さすがにそれは甘えすぎでしょうか。


ネガティブなお知らせだけではあまりにあんまりなので、ここでひとつボンヤリしたお知らせもさせて下さい。


【ボンヤリしたお知らせ】店内本棚に『よつばと!』既刊全巻を置きました

店員が背表紙に見栄を張りすぎた結果、実際に手に取ってご覧頂けるような本がほとんどないことで不評を買っております当店の本棚ですが、数少ない「読める本」候補として、マンガ『坂道のアポロン』に続き『よつばと!』既刊全巻を導入しました。
坂道のアポロン』はまだジャズのマンガということで見栄を張り続けたい自分の虚栄心にも言いわけがつくのですが、『よつばと!』はジャズとはまったく関係がありません。ただの面白いマンガです(とても面白いマンガです)。導入については若干の心の迷いがあったのですが、お店の本棚をひとしきり眺めた上で、何も手に取らずに席にお戻りになるお客様がとても多い現状はやはり憂慮すべきと判断し、自宅に愛蔵している単行本を引っこ抜いてきました。
どうか皆様にもお手に取って頂きたいと存じます。「店で流れているジャズよりよっぽど面白い」という感想をお持ちになること請け合いです(当店としては微妙な気持ちになる感想ですが)。


ええと、なんだかまとまりませんがこれで投稿を締めさせて頂きます。
お客様のご来店を心よりお待ちしております。